全世界待望の最新作
トム・クルーズ演じるIMFのエージェントであるイーサン・ハントをはじめ、ルーサー・スティッケル役のヴィング・レイムス(『ミッション:インポッシブル』全シリーズ)、ベンジー・ダン役のサイモン・ペッグ(『ミッション:インポッシブル3』以降シリーズ)、イルサ・ファウスト役のレベッカ・ファーガソン(『ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション』以降シリーズ)などお馴染みのメンバーが顔をそろえ、前作『ミッション:インポッシブル/フォールアウト』から参加となった謎に包まれたキャラクター、ホワイト・ウィドウ役のヴァネッサ・カービーも続投。
またシリーズ1作目以来の登場で再びイーサンを追い詰めるユージーン・キットリッジ役のヘンリー・ツェーニーのカムバックも確認されている。そして注目は、イーサンと共闘するヒロイン役ヘイリー・アトウェル(『アベンジャーズ/エンドゲーム』)と、最強のヴィランにポム・クレメンティエフ(『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』シリーズ)とイーサイ・モラレス(『バッド・ボーイズ』『ザ・タウン』)が初参戦として名前が綴られる。
トム・クルーズ「無駄なシーンは1つもない」
解禁されたのは、迫りくる追っ手から逃れるためにトム・クルーズが演じる主人公イーサンと、本作より新たに参戦するヘイリー・アトウェル演じるグレースが、世界遺産「コロッセオ」の眼前をはじめ、辺り一帯が歴史的建造物だらけのイタリア・ローマの市街地を、手錠で繋がれた状態のまま爆走するカーチェイスシーンの撮影現場に迫った映像だ。
シリーズ5作目の『ローグ・ネイション』(15)から監督を務めるクリストファー・マッカリーが、「初めての挑戦だ、予測不可能だったよ。ローマは運転しにくい町で有名だし、石畳のせいで運転が難しい。しかもトムとヘイリーは手錠でつながれている」といかに悪条件だらけの撮影を敢行したのか、むしろそれを歓迎しているかのように嬉々として語っている表情がまずは印象的。
トムが「まさに絶叫ものだ。無駄なシーンは1つもない、これも全て観客にスリルを届けるためだ」と力を込めるその言葉通り、巨大な交差点から極狭の路地までお構いなしに、パトカーを始め至るところで大量の車とバイクが入り乱れ、今にも接触しそうなほどギリギリの距離をスレスレでかわしていくまさに“絶叫もの”のスリル満点なメイキング映像となっており、この数秒だけでも呼吸を忘れそうになるほど。コロナ禍の真っただ中で行われた撮影で、集まったギャラリーに手を振ってこたえる貴重なマスク姿のトムも収められており、精神力と体力を費やすカーチェイスシーンの傍らで撮影を見守る現地のファンへのサービスも欠かさない微笑ましい光景との対比も胸を熱くするはずだ。
ローマには馬車が用いられていた時代から残る伝統的な石畳が街全体に広がっており、ただでさえ難易度の高い片手でのカーチェイスを今回は滑りやすくハンドル操作も効きにくい路面環境、そして途中で乗り換える最新の電気高性能モーターを搭載した鮮やかな黄色いフィアット500は撮影用の改造車で“言うことを聞かない危険な車”ながらも、「ポイントは安全運転さ」と余裕すら感じられる表情で冗談を飛ばすトムに対し、手錠で繋がれて同乗していたヘイリーは、「トムの片手運転でローマをドリフト、絶対に忘れないわ」と色々な意味で忘れられない経験になったよう。「これ以上ない難しい撮影だったが、最高の仕上がりだ。トムじゃなきゃできなかった」とマッカリーも脱帽の、プロのスタントマンも顔負けの壮絶カーチェイスシーンの仕上がりはぜひ本編でお確かめいただきたい。
『ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE』は7月21日(金)より全国公開
トム・クルーズ主演『ハスラー2』『カクテル』『卒業白書』はCS映画専門チャンネル ムービープラスで2023年7月放送