アイナ・ジ・エンド映画初主演
岩井俊二という映画監督の岩井俊二たるゆえんのひとつは映画音楽。『スワロウテイル』『リリイ・シュシュのすべて』など、CHARAやSalyuら傑出した歌姫たちとのコラボは今なお新しい世代の共感を集め続けている。そんな岩井俊二の新作の主人公は、路上のミュージシャン。圧倒的歌唱力の持ち主アイナ・ジ・エンドが抜擢された。本作で初主演にして、自ら歌う詞と曲をも書き下ろす。
アイナ・ジ・エンドの歌声と共に本作を彩るのは、「日本アカデミー賞」新人賞・話題賞を受賞し役者としての階段を確実に登る松村北斗(SixTONES)。松村は「岩井監督の作品のおかげで“映画”が好きになった」とコメントするほど岩井俊二監督の大ファン。元々憧れていた岩井俊二に大抜擢され初出演がかない初タッグとなった。そして、『リップヴァンウィンクルの花嫁』で数奇な花嫁を演じた黒木華も参戦。物語の発端に大きく関わる女性を演じる。さらに、本作のメインを飾るもう1人は、『ラストレター』で清楚な少女を演じた広瀬すず。時代や社会に翻弄されながら、懸命に生きる四人の物語(うた)はどんなハーモニーを奏でるのか。企画/プロデュースは、『孤狼の血』シリーズ、『シン・仮面ライダー』『リボルバー・リリー』の紀伊宗之が手がける。
「名前も、夢も、捨てるしかなかった」
本作で広瀬すずが演じるのは、路上ミュージシャン“キリエ”のマネージャーをかって出る謎の女・逸子。今回解禁となったビジュアルでは、今にも消えてしまいそうな儚げな表情を見せ、「名前も、夢も、捨てるしかなかった」と添えられたコピーから、どこか人生を諦めたような逸子の心情が伺える。名前を捨てた彼女は何者になったのか—。
そしてビジュアルに映し出される逸子の姿とは対照的に切り取った映像も公開された。キリエ、夏彦、フミ、逸子。別れと出逢いを繰り返しながら、交差し、絡み合う4人の人生はどのような旋律を奏でるのか。
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— 映画『キリエのうた』 (@kyrie_uta) June 28, 2023
『キリエのうた』は10月13日(金)より全国公開