父はホロコースト・サバイバーだった
名匠バリー・レヴィンソン監督×『インフェルノ』ベン・フォスター主演最新作『アウシュヴィッツの生還者』が、2023年8月11日(金・祝)より全国公開。このたび6月18日(日)の「父の日」に、レヴィンソン監督とホロコースト・サバイバーの父を持つ原作者よりコメントが到着した。
生還者の息子が父の半生を綴る衝撃の実話
ヒトラーの非道に終止符が打たれてから78年。現在まで、ナチスをテーマとした様々な映像作品が作られてきた。だが耳を疑う知られざる真実は、まだあった。本作は、アウシュヴィッツの生還者の息子アラン・スコット・ハフトが父の半生を書き上げた小説の映画化作品だ。
ナチスが余興のために催した賭けボクシングでユダヤ人同士が闘い、負けた者はその場で殺された――という事実は、主人公ハリー・ハフト(ベン・フォスター)が抱える“過去”の入り口にしか過ぎなかった。言葉を失いながらも、その先に待つ無償の愛に救われる究極のドラマが描かれている。
『アウシュヴィッツの生還者』
1949年、ナチスの収容所から生還したハリーは、アメリカに渡りボクサーとして活躍する一方で、生き別れになった恋人レアを探していた。レアに自分の生存を知らせようと、記者の取材を受けたハリーは、「自分が生き延びた理由は、ナチスが主催する賭けボクシングで、同胞のユダヤ人と闘って勝ち続けたからだ」と告白し、一躍時の人となる。だが、レアは見つからず、彼女の死を確信したハリーは引退する。それから14年、ハリーは別の女性と新たな人生を歩んでいたが、彼女にすら打ち明けられないさらなる秘密に心をかき乱されていた。そんな中、レアが生きているという報せが届く──。
監督:バリー・レヴィンソン
出演:ベン・フォスター ヴィッキー・クリープス
ビリー・マグヌッセン ピーター・サースガード
ダル・ズーゾフスキー ジョン・レグイザモ
ダニー・デヴィート
制作年: | 2021 |
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2023年8月11日(金・祝)より新宿武蔵野館ほか公開