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アモルト神父は“エクソシスト界のジェームズ・ボンド” 世の中の「科学で説明がつかない2%」を探求した映画『ヴァチカンのエクソシスト』

アモルト神父は“エクソシスト界のジェームズ・ボンド” 世の中の「科学で説明がつかない2%」を探求した映画『ヴァチカンのエクソシスト』
『ヴァチカンのエクソシスト』
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真実の恐怖がここに——

物語の主人公は、生涯で<数万回の悪魔祓い>を行った実在のエクソシストのガブリエーレ・アモルト神父(1925年誕-2016年没)。カトリック教会の総本山ヴァチカンのローマ教皇に仕えるチーフ・エクソシストであり、「ヴァチカンのエクソシスト」として知られた彼は、生前、自身が目にしてきた何万回もの悪魔祓いの実体験を記録に残した。ベストセラーとなった彼の2冊の回顧録「エクソシストは語る(原題:An Exorcist Tells His Story)」とその続編を基にし、ついにハリウッド映画化。アモルト神父が経験した壮絶な悪魔祓いの一部始終を劇場でリアルに体感できる。

『ヴァチカンのエクソシスト』

実在した最強の悪魔祓い VS 史上最悪な悪魔

1978年7月——サン・セバスチャン修道院。アモルト神父はローマ教皇から直接依頼を受け、憑依されたある少年の悪魔祓いに向かう——。変わり果てた姿。絶対に知りえないアモルト自身の過去を話す少年を見て、これは病気ではなく“悪魔”の仕業だと確信。若き相棒のトマース神父とともに本格的な調査に乗り出したアモルトは、ある古い記録に辿り着く。中世ヨーロッパでカトリック教会が異端者の摘発と処罰のために行っていた宗教裁判。その修道院の地下に眠る邪悪な魂――。全てが一つに繋がった時、ヴァチカンの命運を握る、凄惨なエクソシズムが始まる――。

『ヴァチカンのエクソシスト』

アモルト神父は“エクソシスト界のジェームズ・ボンド”

監督を務めるのは、ジュリアス・エイヴァリー。監督2作目にして名匠J.J.エイブラムスとタッグを組んだ製作戦争アクション+怪物ホラー『オーヴァーロード』(2018)で頭角を現し、ハリウッド版『GANTZ』の監督にも抜擢されている注目株だ。エイヴァリーは本作について、「世の中の98%のことは科学で説明がつくと考えているんです。でも説明がつかないことが2%残っています。その部分をこの映画で探究しています」と本作で描かれるその2%にあたる本物の悪魔の存在こそが、人々の恐怖心を掻き立てると説明している。

主演は、『ビューティフル・マインド』『シンデレラマン』などでも実在の人物を演じてきたアカデミー賞受賞俳優(『グラディエーター』)の名優、ラッセル・クロウ。これまでも『グラディエーター』『マスター・アンド・コマンダー』などの超大作アクションからミュージカル映画『レ・ミゼラブル』まで様々なジャンルに出演してきたが、ホラー作品に主演するのは本作が初となる。クロウは自身が演じたアモルト神父について、「ヴァチカンにはチーフ・エクソシストという職責が本当にあるんです。アモルト神父は36年間その任に当たり、何万回も悪魔祓いを行った実在の人物なんです」と実在したエクソシストを演じるチャンスに魅力を感じたと話す。

プロデューサーを務めたのは、アモルトの残した回顧録に魅了され、アモルトの偉大さを「エクソシスト界のジェームズ・ボンド」と熱弁するマイケル・パトリック・カツマレク。「アモルト神父が残した2冊の回顧録は、彼が実際に行った何百件もの悪魔祓いの話や実例が詰まった宝箱。彼のビジョンを裏付けてくれる物語はいくらでもあり、映画の中で語ることのできる物語も無限にありました」と語っている。

「女王陛下の007」ならぬ「教皇聖下のエクソシスト」だったアモルト神父。「実在したレジェンドエクソシストによる衝撃の悪魔祓いの一部を映像化した本作は、どれほどまでに恐ろしくリアルな物語なのだろうか。

『ヴァチカンのエクソシスト』は714日(金)より全国公開

『ヴァチカンのエクソシスト』

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