韓国映画史上最も強烈なバイオレンス・サバイバル・アクション『オオカミ狩り』(絶賛公開中)より、これまで謎に包まれていた“怪人・アルファ”の正体がわかる「プロジェクト名:アルファ」スペシャル映像が解禁となった。
極悪犯罪者 VS 警察 VS 怪人
フィリピンに逃亡した極悪犯罪者たちと護送官の刑事を乗せた貨物船「フロンティア・タイタン号」。 太平洋のど真ん中に浮かぶ監獄は、犯罪者たちの反乱により血で海を染める。そして、“怪人”が目覚めたとき船上は地獄と化す。果たして、生き残るのは……。
監督を務めるのは、『メタモルフォーゼ/変身』『共謀者』などを通じて“ジャンル映画のマスター”として地位を築いてきたキム・ホンソン。2017年にフィリピンへ逃亡した韓国人犯罪者47名の集団送還のニュースから着想を得て、想像を絶する残虐な映画を創り上げた。そんな本作は、韓国映画としてはポン・ジュノ監督の映画『グエムル-漢江の怪物-』以来16年ぶりに「第47回トロント国際映画祭」のミッドナイトマッドネス部門に正式出品となったほか、「第55回スペイン・シッチェス国際ファンタスティック映画祭」コンペティション部門で審査委員特別賞・特殊効果賞を受賞するなど、各国のジャンル映画祭を席巻。容赦ない残酷描写で話題の「『哭悲/THE SADNESS』に匹敵するほど血生臭い映画」と評されている。
R18+で本国公開された本作は、容赦ない暴力描写と血しぶき舞うアクションで観客を魅了し、興行収入ランキング初登場第1位(2022/9/22~25 BOX OFFICE MOJO調べ)を記録した。
※以下、物語の内容に触れています。ご注意ください。
アルファは「オオカミの血を引く人間兵器」
怪人役を演じているのは『新感染 ファイナル・エクスプレス』『犯罪都市』シリーズのチェ・グィファだ。本作は、圧倒的な血糊の量と死者数で他の映画の追随を許さない“出血大サービス”映画なのだが、前半は人間VS人間のこぶし同士のぶつかり合いや、武器を使用しての戦いが描かれる。この怪人が登場した途端、その殺戮スピードと破壊力は比にならないほどのレベルとなり、観たことのない戦いを我々に見せてくれる。且つ、このアルファ、刑事チーム、囚人チーム分け隔てなく殺しまくっていくので、本当に誰が生き残るのか見当もつかない展開となる。
監督曰くアルファは「オオカミの血を引く人間兵器」だという。演じたチェ・グィファは「この役なら新しい一面を出せると思った」と鋭さを出すべく15キロの減量をして体を作り、毎回5時間の特殊メイクを施し“アルファ”を作り上げた。181センチの恵まれた体格で、予想を裏切る素早い動きから繰り出される正に人間を超えた怪力を持つ怪人・アルファ。こんな化け物に勝てる人間がいるのか!?果たして、生き残るのは誰だ?
『オオカミ狩り』は新宿バルト9ほか全国にて絶賛公開中