6月9日(金)より公開の映画『リトル・マーメイド』より、夢を求め人間の世界に飛び出していく主人公アリエルの姿を捉えた本予告とポスターが解禁となった。
ディズニーの名作が実写化
時代を超えて人々の心を動かし続けるウォルト・ディズニー社。2023年についに創立100周年を迎えるディズニーにとって、1991年に公開されたアニメーション『リトル・マーメイド』(USは1989年に公開)は、後に『アラジン』『美女と野獣』の誕生へ続くきっかけとなった重要な作品。ディズニーの第二黄金期を築いたこの名作が、ディズニー・レガシーを受け継ぐ最高のスタッフ&キャストで実写映画化される。
ポスタービジュアルでは、海の王国の様子が収められ、カラフルな海の仲間たちや相棒フランダー、お目付け役のセバスチャンに囲まれるアリエルの姿がキラキラと輝き、彼女の芯の強さや凛とした美しさがその表情から見て取れる。さらにアリエルの奥には、父であるトリトン王と、恐ろしい海の魔女アースラの姿も映し出され、一筋縄ではいかないアリエルの波乱に満ちた新たな冒険を予感させている。
https://youtu.be/ZMxNg3FdAnU
禁断の契約を交わし、憧れの世界へ
物語の主人公は、海の王国を司るトリトン王の末娘であり、世界で最も美しい声を持つ“アリエル”。好奇心に溢れ、まだ見ぬ人間の世界に憧れていた彼女は、掟によって禁じられているにも関わらず、ある日、人間の世界へと足を踏み入れる——。
予告編は、アリエルが新たな道を歩むキッカケとなる重要なシーンから始まる。嵐に巻き込まれ溺れかけていた人間のエリック王子(ジョナ・ハウアー=キング)を救うため、陸へと上がったアリエル。運命的にも、長らく憧れを抱いていた世界に足を踏み入れることとなった彼女は、その世界への思いを抑えきれなくなってしまい、海の魔女アースラ(メリッサ・マッカーシー)からの提案で、恐ろしい取引を交わす——。その内容とは、3日間だけ人間の姿になれる代わりに、持ち前の美しい声をアースラに差し出すというものだった…。大切な声を引き換えに、新たな世界を求め、歩みを止めないアリエル。夢に向かってひたむきに生きる彼女の物語が、今を生きる全ての人に勇気と希望を与えてくれることだろう。
「アリエルの持つものを全部体現できる存在は彼女だけ」
アリエル役に大抜擢されたのは、かのビヨンセが才能を認めるほど高い歌唱力を持つ新人女優ハリー・ベイリー。実は、オーディションに最初にロブ・マーシャルから呼ばれたのが彼女。“誰よりも美しい歌声”を持つというアリエルを体現するほどの、群を抜いた実力を生で体感した監督はその後、何百人もの才能あふれる候補者に会ったにも関わらず、「最初に彼女がすごく高い基準を作ってしまっていて、そこに近づける女優は誰もいませんでした」と断言するほど心奪われてしまったそう。さらに監督は、「アリエルは自分なりの考えを持っていて、恐れはありません。ハリーにも、“自分の望み通りになる”と信じているような純粋さがある。アリエルの持つものを全部体現できる存在は彼女だけでした」とハリーがアリエルとして唯一無二の輝きを放っていたと熱く語った。
映像では、ヴィラン・アースラの全貌がついにお目見えとなるほか、アリエルの相棒フランダー(ジェイコブ・トレンブレイ)、アリエルの父トリトン王(ハビエル・バルデム)、トリトン王に仕える音楽家セバスチャン(ダヴィード・ディグス)、人間の世界についてアリエルに指南するカモメのスカットル(オークワフィナ)も登場。アニメーション版でお馴染みの物語を彩る個性豊かなキャラクターたちにも注目したい。
また今回の実写化にあたり、ディズニーの歴史を築いてきたレジェンドクリエイター陣が集結。監督はアカデミー賞6部門に輝く『シカゴ』のロブ・マーシャル。楽曲はアニメーション版から続き、巨匠アラン・メンケンが担当、また今回はブロードウェイでの活躍をはじめ、『モアナと伝説の海』『ミラベルと魔法だらけの家』など新たなディズニーの音楽をも担う新進気鋭の鬼才リン=マニュエル・ミランダが参加する。
『リトル・マーメイド』は6月9日(金)より全国劇場にて公開