Netflixにて独占配信中のクリスチャン・ベイル主演映画『ほの蒼き瞳』より、監督のスコット・クーパーと、ベイルらキャスト陣が本作の製作舞台裏を明かす動画が公開されている。
若きエドガー・アラン・ポー登場のミステリー
映画『ブラック・スキャンダル』(2015年)のクーパー監督が脚本を兼任し、ルイス・ベイヤードの小説『陸軍士官学校の死(原題:The Pale Blue Eye)』を映画化した『ほの蒼き瞳』。
クリスチャン・ベイル演じる元刑事のオーガスタス・ランドーと、映画『ハリー・ポッター』シリーズのハリー・メリング演じる若き日のエドガー・アラン・ポーが残忍な殺人事件の真相に迫っていくサスペンスミステリーだ。ほか、ジリアン・アンダーソンやシャルロット・ゲンズブールらが出演している。
1830年にウエストポイントの米陸軍士官学校で発生した陰惨な殺人事件。その捜査に乗り出した元刑事オーガスタス・ランドーは、エドガー・アラン・ポーという名の明敏な士官候補生と共に事件の解明に挑むことになる。
「ポーの予備知識がなくても刑事ものスリラーとして楽しめる」
映画製作の舞台裏に迫る動画では、雪の積もった森や建物など……厳しい冬の描写や寒々しい雰囲気を描くことで、物語の不気味さを際立たせる意図があったことを明かすスコット・クーパー監督。「視聴者にほぼモノクロ映画を観ているような錯覚に陥ってほしかった」とも語っている。
クーパー監督がベイルに当て書きしたという元刑事ランドー。演じるベイルは、強い意志を持って問題を解決するランドーは共に事件解明に挑むエドガー・アラン・ポーを導く、メンター的な存在になっていると明かす。若きポー役を演じたメリングも、2人の関係について「彼らは友情と絆を築いていく、そして事件を解明するために協力し合う」と解説する。
ベイルは本作の製作にも名を連ね、「エドガー・アラン・ポーの予備知識がない人にとっては刑事もののスリラーとして楽しめる作品で、ポーのファンにとってはお宝のような作品だろうね」と紹介している。
映画『ほの蒼き瞳』はNetflixにて独占配信中