ジョージ・ミラー監督が30年ぶりに手掛けた伝説のシリーズ『マッドマックス 怒りのデス・ロード』(2015年)。同作でトム・ハーディ演じる主人公マックスと共に、ノンストップ・カーバトルを繰り広げた女戦士・フュリオサを演じたシャーリーズ・セロンが、知られざる撮影秘話を明かした。
「暑そうに見えるけど、凍えるほど寒かった」
『マッドマックス 怒りのデス・ロード』は、荒廃した砂漠を舞台にマックスとフュリオサたちがイモータン・ジョーの恐怖と暴力による支配から自由を求めて逃走する……という物語。砂漠だけに暑そうなイメージがあるが、実際にはキャストや製作スタッフが低体温症になるほど極寒だったという意外なエピソードをシャーリーズ・セロンが明かしている。
ポッドキャスト番組「Smartless」に出演したシャーリーズは、「実際には極寒だった。暑そうに見えるけど、凍えるほど寒かった。低体温症になる人も多かった。特に布だけを纏った若い女性たちとか。彼女たちの多くが低体温症になっていた。私も坊主頭だったので、本当に寒かった」と、相当に過酷だったらしい撮影の様子を振り返っている。
George Miller talks #MadMax: Fury Road with @vulture: https://t.co/LTRrERV58e pic.twitter.com/y2e9wd4EwU
— MAD MAX: FURIOSA (@MadMaxMovie) December 10, 2015
『マッドマックス』シリーズは、ジョージ・ミラーが監督・脚本を務め、女戦士・フュリオサの若き日を描くスピンオフ『フュリオサ(原題)』の製作も進行中。若きフュリオサを演じるのは、映画『ウィッチ』(2015年)、『スプリット』(2017年)、Netflixドラマ『クイーンズ・ギャンビット』(2020年)のアニャ・テイラー=ジョイ。新キャラクターのウォーロード・デメンタス役で映画『マイティ・ソー』(2011年)、『アベンジャーズ』(2012年)などマーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)で知られるクリス・ヘムズワースも参加する。
故郷の“緑の地”から誘拐された若きフュリオサは、ウォーロード・デメンタス率いるバイカー集団の手に落ち、イモータン・ジョーが支配する砦にたどりつく。2人の暴君が覇権を争う中で、フュリオサは数々の試練を乗り越え、故郷への道を切り開く……というストーリーが描かれることになりそうだ。
『マッドマックス』シリーズのスピンオフ『フュリオサ(原題)』は2024年5月24日より全米公開予定