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ボリビアで起きた実際の事件を元に描く『ウーマン・トーキング 私たちの選択』フランシス・マクドーマンドが明かすサラ・ポーリー監督の魅力とは?

ボリビアで起きた実際の事件を元に描く『ウーマン・トーキング 私たちの選択』フランシス・マクドーマンドが明かすサラ・ポーリー監督の魅力とは?
『ウーマン・トーキング 私たちの選択』© 2022 Orion Releasing LLC. All rights reserved.

ベストセラー小説が映画化

本年度のアカデミー賞作品賞・脚色賞の2部門にノミネート、これまで世界の賞で46賞を受賞、158賞にノミネートされた話題作『ウーマン・トーキング 私たちの選択』が6月2日(金)より公開。このたび、オスカー常連俳優フランシス・マクドーマンドがサラ・ポーリー監督の魅力を語るインタビューが解禁となった。

原作は2018年に出版され、NEW YORK TIMESブックレビュー誌の年間最優秀書籍に選ばれたミリアム・トウズによる同名ベストセラー小説「WOMEN TALKING」。2005年から2009年にボリビアで起きた実際の事件を元に描かれている。

監督は『死ぬまでにしたい10のこと』(03)などで女優として活躍しながら、2006年に『アウェイ・フロム・ハー君を想う』で監督・脚本家としてデビューし、数々の賞を受賞したサラ・ポーリー。すでにオスカー前哨戦では脚色賞を数多く受賞、本年度のアカデミー賞でも、作品賞・脚色賞の2部門にノミネートされている。

ブラッド・ピットとのタッグが話題に

主演は、その演技力で2度アカデミー賞にノミネートされたルーニー・マーラ。その他、Netflixのドラマシリーズ『ザ・クラウン』で主演女優賞、最優秀ゲスト女優賞と2度エミー賞を獲得したクレア・フォイ、ジェシー・バックリー、日本でも『007』シリーズ、Q役でおなじみのベン・ウィショーなどそうそうたるメンバーが出演。出演とプロデュースを務めたオスカー女優フランシス・マクドーマンドは、本作のオプション権を獲得後、ブラッド・ピットが率いる映画制作会社「PLAN B」へ話を持ち込み、映画化が実現した。「PLAN B」はその意欲的な映画製作で『ムーンライト』(16)、『ミナリ』(20)など数々のオスカー受賞作を手掛けている。

『ウーマン・トーキング 私たちの選択』© 2022 Orion Releasing LLC. All rights reserved.

「そろそろ女性の物語をスケール感たっぷりに描いても良いはず」

本作は、オスカー常連俳優フランシス・マクドーマンドが原作「Women Talking」のオプション権を獲得したところから製作が始まった。フランシスは「Women Talking」を読むだけでは満足せず、深堀りしたくなる小説だったと話し、「(Women Talkingの)テーマを検証することは時代にふさわしく、やりがいがあり、真剣なことであり、爽快でおもしろいと思いました」と語っている。これまでに、『ノマドランド』(21)などでプロデューサーとしてもアカデミー賞を獲得してきたフランシス。そんな彼女が、サラ・ポーリー監督の本作に対するビジョンに一番驚いたと称賛している。

「私は至近距離から撮ったような素朴な作品を想像していたのですが、サラは最初から『これは叙事詩的な大作に仕上げたい。そろそろ女性の物語をスケール感たっぷりに描いても良いはず。撮影も華麗に壮大にシネマティックに撮るべき』と語っていました。そしてそれを撮影監督のリュック・モンペリエとともに見事に実現しています。必ずしも美しくなくとも、壮大に撮ることがこの作品の要であり、何よりもそういう壮大さを要するストーリーだったのです」フランシスが絶賛するサラ監督のビジョンを形にした本作は、原作の世界を壮大なスケールで映像化することに成功。数々の賞で脚色賞を受賞し、世界から称賛を浴びている。

『ウーマン・トーキング 私たちの選択』は6月2日(金)よりTOHOシネマズ シャンテ、渋谷ホワイトシネクイントほか全国公開

『ウーマン・トーキング 私たちの選択』© 2022 Orion Releasing LLC. All rights reserved.

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