「第50回アニー賞」 堤大介監督『ONI ~ 神々山のおなり』が作品賞受賞など、Netflixアニメ作品が最多12冠

「第50回アニー賞」 堤大介監督『ONI ~ 神々山のおなり』が作品賞受賞など、Netflixアニメ作品が最多12冠
Netflixシリーズ『ONI ~ 神々山のおなり』独占配信中

Netflixアニメ最多12冠

2月25日(現地時間)に行われた「第50回アニー賞授賞式」で、堤大介監督の『ONI ~ 神々山のおなり』が、テレビ/メディア部門(リミテッドシリーズ)で作品賞とプロダクションデザイン賞の計2部門受賞、『ギレルモ・デル・トロのピノッキオ』が長編アニメーション作品賞や監督賞、音楽賞やプロダクションデザイン賞など最多5部門受賞、『ラブ、デス&ロボット』も4部門受賞など、Netflixのアニメーション作品が最多12受賞に輝いた。

Netflixで独占配信中の『ONI ~ 神々山のおなり』は、『ダム・キーパー』を手掛けた堤大介が監督・制作、『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』の岡田麿里が脚本、元ピクサーのロバート・コンドウと堤が設立したアニメーションスタジオのトンコハウスが制作という、“感動必至”な布陣で紡ぐCGアニメーション。物語の舞台は、日本神話に登場する変わり者の神さまや妖怪たちが暮らす世界。主人公は自由奔放に生きるおてんば娘、おなり。古くから伝説として語り継がれる“偉大な英雄”に憧れていて、毎日せっせと稽古に励むおなりだが、父のなりどんはヘンテコな神様で、なぜか何も教えてくれない…。そんな中、山の神々が恐れてきた“ONI”の脅威が迫り来る。おなりは平和な山を守ることができるのか?

堤大介監督
この受賞は本作に関わった全てのスタッフの功績です。そして何より世界中の沢山の方々に、日本の美しさを感じてもらいたくて制作した本作が、こうやって多くの人に認めてもらえた事を誇りに思います。
この賞をきっかけに少しでも多くの日本の方々が『ONI ~ 神々山のおなり』を観てくれたら嬉しいです。
現在、東京・立川で開催中(4月2日まで)の「ONI展」へお越しいただければ、この作品の魅力をさらに感じていただけるかと思います。

Netflix映画『ギレルモ・デル・トロのピノッキオ』独占配信中

『シェイプ・オブ・ウォーター』でアカデミー賞作品賞・監督賞など4部門を受賞した鬼才ギレルモ・デル・トロのストップモーション長編アニメーション映画『ギレルモ・デル・トロのピノッキオ』。ゴールデングローブ賞でも長編アニメーション映画賞に輝いた本作は、児童文学の金字塔である“愛”と“悲しみ”の物語を、デル・トロらしいダークで幻想的なシークエンスの数々とエモーショナルな展開で描き出し、高評価を獲得。デル・トロが「この夢のプロジェクトを何年も追い求めてきた」と語るほどの渾身作が、確かな実力を示した。おもちゃ職人のゼペットじいさんに作られた“ピノッキオ”という操り人形に、愛の力で命が宿り、本物の人間になりたいと願うようになるが、果たしてピノッキオは、ずる賢い人間の策略や、海での遭難など次々襲いかかる危機を脱し、人間になることができるのか—?

あらゆる映画賞を次々と席巻する本作は、英国アカデミー賞長編アニメ作品賞、全米プロデューサー組合賞の劇場アニメーション賞を受賞、来たるアカデミー賞の長編アニメーション賞にもノミネートされており受賞への期待が更に高まっている。

Love, Death & Robots: Volume 3. Cr. COURTESY OF NETFLIX © 2022

さらに、『セブン』『ソーシャル・ネットワーク』『Mank/マンク』などを生み出してきた巨匠デヴィッド・フィンチャーと、『デッドプール』の監督ティム・ミラーが製作総指揮を務める短編アニメシリーズ『ラブ、デス&ロボット』。SF、ファンタジー、アドベンチャー、ホラー、コメディなどあらゆるジャンルを横断して描かれる本作が、アニメーション効果賞やキャラクターデザイン賞など4部門を受賞。

元気すぎるカップヘッドと、ちょっと弱気なマグマンの兄弟がドキドキの大ぼうけんを繰り広げる、大人気アクションゲームを基にした“たのしいアニメ”『ザ・カップヘッド・ショウ!』も音楽賞を受賞。今後もNetflixが贈るバラエティ豊かなアニメーション作品の数々から目が離せない。

Netflixシリーズ『ザ・カップヘッド・ショウ!』シーズン1~3独占配信中

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