可愛いけど怖い!?
2009年に日本公開し、その巧妙かつ驚きのラストで話題となりカルト的人気を誇る『エスター』。その前日譚を描いた最新作『エスター ファースト・キル』が、3月31日より公開される。このたび、エスターの二面性に背筋が凍る場面写真が解禁となった。
10歳になって戻った娘・エスターは、何かがおかしい。
2007年、アメリカで暮らすオルブライト家は、4年前に6歳で行方不明となった愛娘エスターの失踪事件に今なお心を痛めていた。そんなある日、エスターが保護されたという思いがけない知らせが夫妻のもとに届く。この奇跡のような出来事を手放しで喜ぶ一家。驚くほど成長したエスターは聡明で才能も豊か。画家の父親に昔以上にべったりだった。また、あの幸せな時が帰ってくる—。
前作『エスター』では、裕福な一家、コールマン家が孤児院からエスターを養子に迎えるところから始まる。彼女は聡明で、画才もあり、家族に喜びを持って受け入れられ、親子として幸せな関係を築いていく…はずだった。彼女の真実を知った時、その結末に世界中が恐怖に飲み込まれ話題となった。
日本でも大反響を呼び起こした『エスター』から14年。エスターはいかにして凶暴性を秘めたサイコパスへと覚醒したのか。最新作では、オルブライト家を舞台に彼女の衝撃的な過去が明らかとなる。
当時12歳でエスターを演じたイザベル・ファーマンが25歳にして子役を再演。監督は『ザ・ボーイ ~残虐人形遊戯~』(20)のウィリアム・ブレント・ベルが務め、脚本を『パラサイト 禁断の島』(19)のデヴィッド・コッゲシャルが手がけた。また、オルブライト家の母親役に『ボーン』シリーズ(02〜07)のジュリア・スタイルズ、父親役には『逆行』(15)のロッシフ・サザーランド、息子役に『傲慢な花』(22)のマシュー・アーロン・フィンラン、そして事件に関わる刑事役には『GODZILLA ゴジラ』(14)のヒロ・カナガワが出演する。
昨年12月に日本公開が発表されるとSNSでは、「前日譚なのに、25歳のイザベル・ファーマンが続投するっていうのが一番怖い」「イザベル、ガチのエスターじゃん」「あの狂気をまたやるのかと震えている」と、25歳のイザベル・ファーマンが子役を再演することが話題となり、ファン待望の新作に期待の声が続々と集まっている。
公開された場面写真は、4年間行方不明だったエスターがオルブライト家の家族と再会するシーンをはじめ、父に抱きつき甘える姿は可愛らしい10歳の少女そのもの。ピアノを弾きこなし、画才もあり聡明で才能豊かなエスター。だが、実は彼女は失踪した娘とは全くの別人だったのだ。大雪の中、車の前に立ちはだかるエスターの顔にはうっすらと返り血が見られ、娘が別人だと知った母のトリシアが銃を構える場面も。果たしてエスターの過去に一体何があったのか。謎が深まると共に、今後の展開が益々気になる一枚になっている。
『エスター ファースト・キル』は3月31日(金)よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国ロードショー