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「蛙」の香炉に託された想いとは? 歴史知識ナシで楽しめる“仕掛け”が隠されている?『レジェンド&バタフライ』リピ必至! 4つの注目ポイント

「蛙」の香炉に託された想いとは? 歴史知識ナシで楽しめる“仕掛け”が隠されている?『レジェンド&バタフライ』リピ必至! 4つの注目ポイント
『レジェンド&バタフライ』©2023「THE LEGEND & BUTTERFLY」製作委員会

誰もが知る日本史上の“レジェンド”織田信長(木村拓哉)と、謎に包まれたその正室・濃姫(綾瀬はるか)の知られざる物語を、総製作費20億円の壮大なスケールで描いた東映70周年記念作品『レジェンド&バタフライ』が全国公開中だ。

すでに多くの映画ファンから“追いレジェバタ”の声があがるなど、細部に至るまで見どころが満載な本作から「思わず誰かに話したくなる」「また見たくなる」こと必至の<4つの注目ポイント>を紹介したい。

『レジェンド&バタフライ』©2023「THE LEGEND & BUTTERFLY」製作委員会

映画『レジェバタ』また見たくなる4つのポイント

① 「三足の蛙の香炉」に託された信長への想い
② 言われないと気づかない?家康を演じた俳優は……
③ 父“斉藤道三”と娘“濃姫”の絆が物語を動かす
④ 歴史を知らなくても楽しめる! 隠された仕掛けとは?

その1:「三足の蛙の香炉」に託された信長への想いとは?

本能寺の焼け跡に残っていたと言われる「三足の蛙の香炉」。脚本を担当した古沢良太は、濃姫が信長に託した想いをこの香炉に込める形で描いた。信長と濃姫が身分を隠しながら、二人で街中に出た際、大事そうに香炉を手に取る濃姫をみて、信長がプレゼントをする。政略結婚で出会いながらも、この香炉をきっかけに少しずつ心を寄せ始めていく二人……その後も幾度となく変化していく二人の夫婦関係を繋ぎとめる一つのピースとして、この香炉が大きく影響していく。

信長が本能寺へ向かう際には、必ず「かえって」来て欲しいと願う濃姫の想いが込められ、渡された「蛙」の香炉。その想いを乗せた香炉に注目しつつ二人の物語を見ると、さらに心を揺さぶられるはずだ。

『レジェンド&バタフライ』©2023「THE LEGEND & BUTTERFLY」製作委員会

その2:言われなきゃ気づかない!? 家康を演じた俳優の正体

すでに劇場に足を運んだ人のなかにも、エンドロールに「斎藤工」という名前を見つけたものの、劇中のどこに登場したのか気づかなかったという人は少なくないだろう。今回、信長より安土城に招かれる戦国三英傑の一人・徳川家康を演じた斎藤工は、顔全体や体型にまで特殊メイクを施すことで、普段の姿とはまるで違う容姿に変貌を遂げた。

特殊メイクにより、恰幅のよさから出るおっとりした見た目と、その容姿からは想像もつかない鋭い眼差しの徳川家康が誕生したわけだが、そこに斎藤工の演技が加わることで醸し出される存在感は圧倒的だ。

『レジェンド&バタフライ』©2023「THE LEGEND & BUTTERFLY」製作委員会

その3:濃姫が魅せるもうひとつの絆。父“斎藤道三”との親子の絆が物語を動かす原動力

信長と濃姫との絆に注目される本作だが、濃姫と父・斎藤道三の親子の絆に着目すると、また新たな愛の形が見えてくる。“マムシ”と呼ばれ恐れられた斎藤道三は、自国(美濃)を守るため、愛する娘・濃姫を15歳という若さで敵国(尾張)へ差し出すことに。そして濃姫が信長の妻として尾張で暮らす中、美濃で内乱が起こり、父が討ち死にしたという悲報が……。それを聞いた濃姫は自害しようとするが、信長は「お主の役目は、わしの妻じゃ」と諭し、二人は政略結婚の関係から、夫婦として絆を深めていく。

このたび解禁された場面写真の一つは、父・道三が娘である濃姫に尾張の信長のもとへ送り出す、別れの様子。このとき、どのような気持ちで父は娘を送り出したのか。そして離れ離れになった父の訃報を聞いた時、濃姫はどのような感情を抱き、その後の人生を歩んだのか。親子の絆に注目すると、さらに濃姫の心を感じることができるだろう。

『レジェンド&バタフライ』©2023「THE LEGEND & BUTTERFLY」製作委員会

その4:歴史を知らなくても楽しめる! 物語に隠された仕掛けとは?

戦国の世に繰り広げられる信長と濃姫の物語。時代を超えて伝わる、普遍的な夫婦の愛の形に感動の声が相次いでいる本作だが、実は歴史を知らない人でも楽しめるような仕掛けが隠されている。物語の主軸となるのは信長とその妻・濃姫なのだが、映画の中で、「信長」「濃姫」という固有名詞は出てこないのだ。周囲の登場人物が二人を呼ぶ際には「殿」「姫」という言葉が使われることで、歴史を知らない人でも、もはや日本について知らない人ですらも、一国の王と姫の物語として楽しめるような工夫が施されているのだ。

『レジェンド&バタフライ』©2023「THE LEGEND & BUTTERFLY」製作委員会

これ以外にも、多くのこだわりをもって丁寧に作り上げられた映画『レジェンド&バタフライ』。既に映画館で本作を鑑賞した人も、これからの人も、是非これらのポイントに注目して観てみては?

『レジェンド&バタフライ』は全国公開中

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