本年度ゴールデン・グローブ賞で4部門ノミネート/2部門受賞、アカデミー賞では作品賞を含む最多10部門11ノミネートで大本命との呼び声も高い『エブエブ』こと『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』から場面写真11点が一挙解禁された。
「日本のアニメ作品などからインスピレーションを受けた」
「マルチバース」と「カンフー」が融合した、かつてないカオスな世界観で繰り広げられる壮大な異色作でありながら、まさかの超感動作として絶賛を浴びている本作。このたび解禁された写真では、マルチバースで“強大な悪”と対峙することになる普通のおばさん・エヴリン(ミシェル・ヨー)が“別次元の自分”を垣間見て混乱する姿、別の平行世界にいるエヴリン(※カンフーの達人)の力を得て小指で筋トレに励む姿、なぜかシェフになって肩車ダッシュする姿など、奇天烈なマルチバースの世界で彼女が不思議な力に目覚めていく様子が捉えられている。
一方で、エヴリンに立ちはだかるユーモアたっぷりのヴィランの姿も明らかに。殺気迫る飛びヒザ蹴りで襲い掛かるディアドラ(ジェイミー・リー・カーティス)、ド派手なファッションに身を包み全宇宙をブッ壊そうと目論む実の娘・ジョイ(ステファニー・スー)、そして敵か味方か分からない謎の白い軍団などの姿が、予測不能なマルチバースバトルを予感させる。さらに、闘いの果てにボロボロになったエヴリンを支える夫・ウェイモンド(キー・ホイ・クァン)との夫婦愛を感じるシーンも。
前作『スイス・アーミー・マン』に引き続き、本作でも異次元の才能を発揮した監督コンビ、ダニエルズは、「時々、ボクらの映画は独創的ですごく奇妙なオリジナル作品だと言われると、“アニメを見たことがありますか”と思わず聞いてしまいます。『マインド・ゲーム』(湯浅政明監督)や『パプリカ』(今敏監督)、『もののけ姫』(宮崎駿監督)まで、日本のアニメ作品などあらゆるものからインスピレーションを受けてこの映画を作ったので、日本の皆さんにはぜひ楽しんでもらいたいと思っています」と、日本カルチャーからも多大な影響を受けたことを明かしている。
『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』は2023年3月3日(金)より全国ロードショー