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ストレス発散にロシアンマフィア、武装集団を抹殺しました 殺人マシン化したブチギレ親父『Mr.ノーバディ』は何人抹殺したのか?

ストレス発散にロシアンマフィア、武装集団を抹殺しました 殺人マシン化したブチギレ親父『Mr.ノーバディ』は何人抹殺したのか?
『Mr.ノーバディ』©︎2021 Universal Pictures

“何者でもない男”が殺人マシーンへと覚醒

ドラマ「ブレイキング・バッド」とそのスピンオフ「ベター・コール・ソウル」で知られるボブ・オデンカークが主演を務めた『Mr.ノーバディ』。映画「ジョン・ウィック」シリーズの脚本家デレク・コルスタッドと製作のデヴィッド・リーチ、映画「ハードコア」のイリヤ・ナイシュラー監督がタッグを組んだ大ヒット作だ。どこにでもいる“何者でもない男(NOBODY)”が溜め込んだ怒りを爆発させ、殺人マシーンへと覚醒していく痛快ハードボイルドアクションだ。本作で死亡した人数をチェックしてみよう。

主人公のハッチは、仕事で評価されず、家族からもリスペクトされず、冴えない毎日を送る中年男。自宅に強盗が押し入っても情けない対応をしてしまったハッチだったが、ある日バスの車内でチンピラに「ジジイ」呼ばわりされ、ついにブチ切れ大乱闘を起こす。だが、この事件がロシアンマフィアへと繋がるきっかけとなり、銃撃戦やカーチェイスなどド派手な戦いへと発展していく……。

バスで弟を負傷させられたマフィアのボス・ユリアンから狙われる身になったハッチ。武装集団によって自宅を襲撃されると、家族を地下室に避難させ、自らは身近にあったバット、包丁やフライパンなどの日用品を武器に使って攻撃したり、敵から銃を奪ってぶっ放したりしながら、8人を殺害する。

スタンガンで気絶させられたハッチは、結局マフィアに拉致され車のトランクへ詰め込まれてしまう。だが、車内に向かって消火器を噴射し、車ごと信号機に激突させる事故を起こすことで、同乗していた3人の敵を絶命させた。

一方、『バック・トゥ・ザ・フューチャー』シリーズのドク役で知られる名優クリストファー・ロイドが演じるハッチの父親・デヴィッドは、老人ホームでのんびりと余生を過ごす元FBI捜査官。ベッドで寝ていたデヴィッドにもマフィアが襲いかかるが、拳銃を突きつける敵2人に向かって隠し持っていた銃をぶっ放し返り討ちにする。

『Mr.ノーバディ』©︎2021 Universal Pictures

ユリアンのアジトに乗り込んで手下を10人ほど殺してきたハッチが、いよいよ自身が勤務する工場でマフィアとの最終決戦へ。そこに助けに現れたのは、父親のデヴィッドと、ラッパーのRZA演じるハッチの異母弟・ハリーという頼りがいしかない家族たち。

次々と敵を銃殺していくデヴィッドとハリーに加え、ハッチがあらかじめ仕掛けておいた様々なトラップも利用しながら約30人近くもの敵を殺害。そして、手榴弾と防弾ガラスの窓を使ってユリアンを爆殺した。3人の鮮やかなチームワークにより確認できる範囲でのキルカウントは75人(もっと多いかも)となった。

なお、『Mr.ノーバディ』のプロデューサーのケリー・マコーミックがメディアに対して語ったところによれば、続編の制作はまもなく開始される見通しで、その時期についても「来年には実現したい」のだという。前作の評判も上々であっただけに、決定の報がもたらされるのを期待しよう。

『Mr.ノーバディ』©︎2021 Universal Pictures

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