『ラ・ラ・ランド』でアカデミー監督賞を史上最年少で受賞、いま最も映画に愛される若き天才監督デイミアン・チャゼルが、オスカー俳優の大スターブラッド・ピット、いま世界で最も輝く女優の一人マーゴット・ロビーほか豪華キャストを迎え、再びハリウッドを舞台に描く夢と音楽のエンタテインメント最新作『バビロン』が、2023年2月10日(金)に全国公開される。
ゴールデンエイジ(黄金時代)と呼ばれた1920年代ハリウッド、サイレント映画からトーキー映画へと移り変わる時代。富と名声、野心に彩られた映画業界で夢を叶えようとする男女の運命を描く。共演者には、トビー・マグワイア、サマラ・ウィーヴィング、オリヴィア・ワイルド、キャサリン・ウォーターストン、新鋭ディエゴ・カルバ、レッド・ホット・チリ・ペッパーズのベーシストのフリー、など多彩なキャストが集結。
サイレント映画界の頂点に君臨するスター“ジャック・コンラッド”
本作でブラッド・ピットが演じるのは、サイレント映画界の頂点に君臨するスター、ジャック・コンラッド。ジャックはファンの群衆の中で、たとえ短い時間であっても、一息つくことなくその場にいる皆に話しかけ、誰をも虜にする、大御所ならではの余裕と色気に満ちた魅力的なキャラクターだ。
チャゼル監督は、華やかな映画界の最先端をいくジャックのキャラクターの特徴を、「世界で最も高い興行収入を稼ぐ主演男優だ。まさにその瞬間にスターダムの頂点を極めた人物の一人であり、映画スター界という概念が比較的新しかったこの時代に、彼が呼び起こすヒステリックな愛と称賛は、現代の我々には到底考えつかないものだ」と解説。
ブラッド・ピットは、「過去に遡り、勉強した。ジョン・ギルバート、ダグラス・フェアバンクス、ルドルフ・ヴァレンチノの作品をたくさん見たよ。彼らの演技には真の魅力がある。サイレント映画は頼りとなる台詞はなく、たまに字幕が出るだけだ。だから演技もそれに合わせたスタイルがあり、今の僕らのものとは違うんだ」と映画史にその名を刻む往年の名優たちを参考に、サイレント映画独特の役作りを自身に落とし込んだことを明かしている。
『バビロン』は2月10日(金)より全国公開