Disney+(ディズニープラス)で独占配信されている『キャシアン・アンドー』は、「スター・ウォーズ」サーガの中でも最も高い評価を得たタイトルの一つ『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』(2016年)の5年前を描き、反乱軍の情報将校として活躍したキャシアン・アンドーを中心に物語が進んでいく人気作品。この作品で主役を食ってしまうほどの存在感を放つキャラクターがいることをご存知だろうか。
銀河系を舞台にしたSF超大作「スター・ウォーズ」サーガに欠かせない存在なのがドロイド。時に反乱軍や帝国軍に仕え、時に話し相手になり、そして時にペットのような存在になったりと、ドロイドは「スター・ウォーズ」サーガのストーリーを動かす重要な役割を果たす。彼らはファンの心を鷲掴みにし、長年にわたってポップカルチャーに与えてきた影響と功績は計り知れない。
キャシアン・アンドーの相棒“B2EMO”
ドロイドたちの名前はランダムに並べられた文字や数字だが、それほどスター・ウォーズファンでない人でもR2D2やC-3POは認識できるだろう。『キャシアン・アンドー』でも新たなキャラクターがたくさん登場するが、もっとも記憶に残るのは人間ではなく、キャシアンの相棒となるドロイド、“B2EMO(通称:ビー)”だ。長年アンドー家に仕えたB2EMOは感情表現豊かで、車輪のついた四角いボディで動く姿はとても愛くるしい。
B2EMOはキャシアンのためなら嘘もつくことができるほど忠実だが、何よりもB2EMOを好きになってしまう理由は、キャシアンとからかい合える仲であることではなかろうか。
C-3POやK-2SOと同様にB2EMOは話すことができる。その声もファンからとても好評で、担当したのは俳優で操り人形師のデイヴ・チャップマン。彼は『ダーククリスタル: エイジ・オブ・レジスタンス』『マペットの宝』や『ザ・マペッツ2』などの作品に参加している他、『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』から3作品、BB-8のドロイド操作を担当したクルーの一人でもある。
チャップマンはB2EMOの喜怒哀楽を臨場感あふれる声や動きで表現し、観ている人々を魅力する。さらに、キャシアンがB2EMOの同行を許さないシーンでは、頭の微妙な動きでB2EMOのどうしようもない感情をドロイドの操作で生み出す。チャップマン以外、B2EMO役を務めるのはもう不可能かもしれない。
『キャシアン・アンドー』のシーズン1はDisney+で配信中
B2EMO appreciation post.
— Andor | A Star Wars Original Series (@andorofficial) November 19, 2022
Tune in Wednesday for the #Andor season finale, streaming only on @DisneyPlus. pic.twitter.com/JkRXG1pLoJ