劇場アニメーション『犬王』が、動画配信サービス「U-NEXT」で2022年12月14日(水)より独占先行配信されることが決定。「第80回ゴールデングローブ賞」でアニメ映画賞へのノミネートも発表された。
湯浅政明監督ほかトップクリエイターが集結
『夜は短し歩けよ乙女』『映像研には手を出すな!』など、アニメーション表現の可能性を拡張し続ける湯浅政明監督が、世界最古の舞台芸術「能楽」に挑んだ劇場アニメーション『犬王』。室町時代に実在し、人々を熱狂させた能楽師“犬王”をポップスターとして華やかに逞しく描く。
強烈な友情と“能楽”の世界を鮮烈な視点で綴る本作には、常に次作が期待されるトップクリエイターたちが集結。キャラクター原案は、湯浅監督と『ピンポン THE ANIMATION』以来5年ぶり、2度目のタッグを組む漫画家・松本大洋。脚本は、『アンナチュラル』『MIU404』『罪の声』など話題作を連発する野木亜紀子が、自身初の長編アニメーションを書き下ろした。
音楽には『あまちゃん』『いだてん〜東京オリムピック噺〜』『花束みたいな恋をした』の大友良英が参加し、古今東西の様々な音色とともに物語の感情を増幅する。
世界の映画祭を席巻 U-NEXTでは原作本なども配信中
猿楽の一座に生まれた異形の子・犬王役には女王蜂としての音楽活動に加え、様々なジャンルのアーティストへの楽曲提供など、止まらない躍進を遂げるアヴちゃん。盲目になった琵琶法師・友魚役にはダンス・演劇・映像など、カテゴリーに縛られない表現者として、卓越した演技力と歌唱力を持つ森山未來。共に圧倒的な存在感で、唯一無二のエンターテイナーとして人々を熱狂させていく二人のポップスターのバディフィルムを彩る。原作は「語り」の力で虚実を超えた物語世界を構築する作家・古川日出男による「平家物語 犬王の巻」。
本作は、昨年のヴェネチア国際映画祭オリゾンティ部門を皮切りに、トロント国際映画祭、アヌシー国際アニメーション映画祭、シッチェス・カタロニア国際映画祭等世界の20以上の名だたる映画祭へ選出され、カナダ・モントリオールで開催された「第26回ファンタジア国際映画祭」では長編アニメ―ション作品のグランプリにあたる今敏賞を受賞。さらに、アカデミー賞の前哨戦としても注目される「第80回ゴールデングローブ賞」アニメ映画賞へのノミネートが米現地時間12日に発表された。
日本を飛び出し世界中を席巻している『犬王』を、U-NEXTでいち早くチェックしよう。なおU-NEXTでは、原作「平家物語 犬王の巻」、本作のメイキング本「劇場アニメーション「犬王」誕生の巻」や「犬王 アニメーションガイド」といった関連書籍も配信中だ。
劇場アニメーション『犬王』
原作:「平家物語 犬王の巻」古川日出男著(河出文庫刊)
監督:湯浅政明
脚本:野木亜紀子
キャラクター原案:松本大洋
音楽:大友良英
【キャスト】
犬王:アヴちゃん(女王蜂)
友魚:森山未來
足利義満:柄本佑
犬王の父:津田健次郎
友魚の父:松重豊
制作年: | 2021 |
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【配信開始日】2022年12月14日(水)12:00予定(770円(税込)/視聴期間7日間 )