Netflixドキュメンタリー『ネイマール: パーフェクト・カオス』では、ブラジル代表のネイマールが過去出場したW杯をはじめとするこれまでの歩みを振り返っており、2019年に起こった「パリ・サンジェルマンFC(PSG)」退団騒動についても触れている。
2019年のシーズン開幕前にメディアを賑わせた古巣バルセロナFCへの復帰騒動。ネイマールは「パリを去ると決めた理由はファンやクラブのせいじゃない。ほかのチームでやりたくなっただけさ」と自らの口で明言している。代理人で父親のネイマール・シニア氏も「息子はバルセロナに戻りたがっている。PSGに残ってほしいが私に決定権はない」と明かす。
ネイマール・シニア氏が移籍交渉の様子を息子に報告するシーンも登場する。「友好的に移籍交渉を試みたが、退団は無理だった」とネイマール・シニア氏。そしてネイマール本人も「このクラブを離れたいよ。でも幸せなふりをして練習しないと。悪い試合をすれば全部僕のせいだ。みんなに責められる。チャンピオンズリーグやカップ戦での敗退は、チームの敗退ではなく僕の敗退だと見なされる。責任は僕に問われるんだ」と率直な胸の内を語る。
そうした中で迎えた国内リーグ戦、ネイマールが初出場したホームのストラスブール戦では、味方サポーターからブーイングを浴びせられる事態になった。ネイマールは「ヤジを飛ばされるとは信じられなかった。残念だ。入場しても、画面に名前が出ても、ボールに触れてもブーイング」とその時の様子を語る。
ただ、その試合でネイマールはは0-0のまま迎えた終了間際に、オーバーヘッドキックで決勝点を挙げる活躍を見せる。「正直な話、あの雰囲気は好きだ。そうだな、ブーイングを受けているときは、逆に集中できる。自分を信じようと。上等だ、僕ならできると」というコメントからもネイマールの強心臓ぶりは明らかだ。
Que Deus nos abençoe e nos proteja 🙏❤️🇧🇷 pic.twitter.com/0VMA5AJqtb
— Neymar Jr (@neymarjr) December 9, 2022
『ネイマール: パーフェクト・カオス』
世界中で愛されているがゆえに、厳しい批判にさらされることも多いネイマールが、優れたサッカー選手としてのキャリアと私生活の浮き沈みを語る。
制作年: | 2022 |
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