「第79回ヴェネツィア国際映画祭」で監督賞、新人俳優賞の2冠に輝いた『ボーンズ アンド オール』が、2023年2月17日(金)より公開される。
世界が賛否両論の問題作
作品賞/主演男優賞をはじめアカデミー賞4部門にノミネートされ、脚色賞に輝いた『君の名前で僕を呼んで』(17)に続き、ティモシー・シャラメとルカ・グァダニーノ監督が再タッグを組んだ本作は、「ヴェネツィア国際映画祭」で初披露されるやその衝撃の描写に、「誰も見たことがない純愛ホラーの誕生—The Hollywood Reporter」「贅沢でとんでもない映画—THE GUARDIAN」と絶賛と驚愕のレビューが続出した、禁断の純愛ホラー。
社会の片隅で生きるマレンとリーが抱える秘密。それは生きるため本能的に人を喰べてしまうこと。その“謎”を解くための二人の逃避行、そして予想だにしないピュアな愛のゆくえが、世界中で賛否を生んでいる問題作だ。
匂いでわかった。こんなの初めて—
予告編は、主人公マレン(テイラー・ラッセル)が、突然同級生の指に喰らいつく衝撃的なシーンで始まる。人を喰べる衝動を抑えられない彼女は「警察が来る前に逃げろ」と父親に突き放され、たった一人で生きる術を探すことになる。そんなマレンの前に、青年リー(ティモシー・シャラメ)が現れる。「匂いでわかった。こんなの初めて」 “人喰い”は自分だけだと思っていたマレンは、いつも優しく微笑むリーに運命的な出会いを感じて心を許していく。
そして場面が一転、「君を探していた」と登場するのは、謎の男サリー(マーク・ライランス)。マレンと同じ宿命を背負った彼は「私にはルールがある。絶対に同類は喰べない」と“人喰い”のルールを教えるのだが…。「誰も傷つけたくない」と願うマレンと「喰わなきゃ生きていけない」と叫ぶリー。「選択肢は少ない。喰べるか、自殺か、自分を監禁するか」禁断の宿命を背負ったふたりの居場所を探す旅路、その先に待つ世界とは…。
グァダニーノ監督と共に脚本開発から参加し初の映画製作に挑んだティモシー・シャラメのクールな熱演、本作の演技で「ヴェネツィア国際映画祭」最優秀新人賞に輝き、映画賞のノミネートが続く新星テイラー・ラッセルの存在感のある演技が心を揺さぶる禁断の純愛ホラーに期待が高まる。
アカデミー賞の前哨戦に数えられる「インディペンデント・スピリット賞」や「ゴッサム賞」でも複数の部門にノミネートされ、今後賞レースでの受賞にも期待が高まっている映画『ボーンズ アンド オール』は、2023年2月17日(金)より公開。
『ボーンズ アンド オール』
生まれつき人を喰べてしまう衝動をもった18歳のマレンは、初めて同じ秘密を抱えるリーという若者と出会う。人を喰べることに葛藤を抱えるマレンとリーは次第に惹かれ合うが、同族は喰わないと語る謎の男の存在が二人を危険な逃避行へと加速させていく—
監督:ルカ・グァダニーノ
出演:ティモシー・シャラメ、テイラー・ラッセル、マーク・ライランス
制作年: | 2022 |
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