映画監督のスティーヴン・スピルバーグが最新作『ザ・フェイブルマンズ(原題)』の撮影中に「何度も号泣していた」と出演者のセス・ローゲンが明かした。スピルバーグが号泣してしまったその理由とは……!?
スピルバーグ自身がモデル!映画監督を志す若者の青春物語『ザ・フェイブルマンズ(原題)』
スティーヴン・スピルバーグ監督最新作『ザ・フェイブルマンズ(原題)』は、20世紀のアメリカを舞台に、映画監督を目指す若者とその家族の絆を描いた青春映画。本作の主人公のモデルとなったのは、映画監督を夢見ていた若い頃のスピルバーグ自身だ。主人公のサミー・ファベルマン(ガブリエル・ラベル)を中心に、映画監督を志した彼が家族との溝を抱えながらも、映画制作のプロセスを探求していく姿を描く。彼は、自分の映画を趣味としか見ていない厳格なエンジニアの父バート(ポール・ダノ)に気に入られようとしながらも、協力的で芸術家肌の母ミッチ(ミシェル・ウィリアムズ)に従うことの間で葛藤する。
本作の製作総指揮は『フリー・ガイ』(2020年)のジョシュ・マクラグレンらがつとめ、脚本はスピルバーグとともにピューリッツァー賞を受賞した劇作家トニー・クシュナーが手がけた。スピルバーグとクシュナーはクリスティ・マコスコ・クリーガー(『ミュンヘン』『リンカーン』『ウエスト・サイド・ストーリー』)と共同で製作もつとめている。
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「監督は撮影現場でよく泣いていた」出演者のセス・ローゲンが明かす
父バートの親友ベニー役を演じたセス・ローゲンは米The Hollywood Reporter誌に撮影秘話を明かし、「スピルバーグ監督はよく泣いていた」と語った。
ローゲンは「監督はよく泣いていたよ。僕たちが撮影現場に行くと、彼はただ衣装やセットの装飾、そして彼の若い頃を再現するために集まった俳優を見つめていた。撮影中、彼が何十回と泣いているのを見た。それはとても美しく、みんなは彼がやっていることに敬意を表したいと思うようになった。この映画が彼にとってどれだけ大きな意味を持つのか、そして彼自身がどれだけ誠実であるかということを表していると思ったよ。」と明かした。
スピルバーグ監督にとって、もっとも個人的な思い入れが強い作品といわれている映画『ザ・フェイブルマンズ(原題)』は、2022年11月下旬より全米公開。日本での公開は未定だ。
『ザ・ファベルマンズ(原題)』
監督:スティーヴン・スピルバーグ
脚本:スティーヴン・スピルバーグ トニー・クシュナー
出演:ガブリエル・ラベル ポール・ダノ ミシェル・ウィリアムズ セス・ローゲン
制作年: | 2022 |
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