現地時間2022年9月9日から11日、ウォルト・ディズニー・カンパニーが3年ぶりに行ったファンイベント「D23 Expo」が米カリフォルニア州で開催され、マーベル・スタジオ、ルーカスフィルム、20世紀スタジオの各ブランドによる新作のプレゼンテーションが行われた。ファンをあっと言わせる発表はあったのか!? 今回のパネルで最新情報が解禁された作品をブランドごとにご紹介する。
マーベル・スタジオ
『アントマン・アンド・ザ・ワスプ:クワントゥマニア』2023年2月全米公開
#D23Expo dove into the Quantum Realm with a peek inside Marvel Studios' Ant-Man and The Wasp: Quantumania: https://t.co/HpUgtq9iJM pic.twitter.com/LsJL016ZtQ
— Ant-Man (@AntMan) September 11, 2022
MCUフェーズ5第1作目となる『アントマン・アンド・ザ・ワスプ:クワントゥマニア(原題)』。主演のポール・ラッドの出演者のほか、エヴァンジェリン・リリー、ジョナサン・メジャース、マーベルCEOのケヴィン・ファイギがパネルに登壇。ファイギが「アントマンの新作は、アベンジャーズ第5弾『アベンジャーズ:ザ・カーン・ダイナスティ(原題)』に直結する」と明かした。
『キャプテン・アメリカ:ニュー・ワールド・オーダー』 2024年5月全米公開
『キャプテン・アメリカ』シリーズ第4弾となる『キャプテン・アメリカ:ニュー・ワールド・オーダー(原題)』。本作の主人公は、クリス・エヴァンスが演じたスティーブ・ロジャースの後を継いでキャプテン・アメリカとなったサム・ウィルソン(アンソニー・マッキー)。「ファルコン&ウィンター・ソルジャー」(2021年)に登場したサムの友人ホアキン(ダニー・ラミレス)と元超人兵士イザイア(カール・ランブリー)が出演することも発表された。
『サンダーボルト(原題)』2024年7月全米公開
MCUのヴィランが集結する『サンダーボルト(原題)』の監督・キャストが発表!監督はジェイク・シュライアー。バッキー・バーンズ/ウィンターソルジャー役のセバスチャン・スタンをはじめ、アレクセイ・ショスタコフ/レッド・ガーディアン役のデヴィッド・ハーバー、ヴァレンティーナ・アレグラ・デ・フォンテーヌ役のジュリア・ルイス=ドレイファス、ジョン・ウォーカー役のワイアット・ラッセル、エイヴァ・スター/ゴースト役のハナ・ジョン=カーメン、アントニア・ドレイコフ/タスクマスター役のオルガ・キュリレンコ、さらにエレーナ・ベロヴァ/ブラック・ウィドウを演じるフローレンス・ピューの出演が明らかになった。
『ファンタスティック・フォー(原題)』 2024年11月全米公開
マーベルを代表する人気ヒーローチームを描く新作映画『ファンタスティック・フォー(原題)』。本作の監督が「ワンダヴィジョン」(2021年)の監督・製作総指揮をつとめたマット・シャックマンであることが発表された。
その他の新着作品
・『ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー』2022年11月11日日米同時公開
マーベル・スタジオ(ドラマ)
「シークレット・インベージョン」2023年ディズニープラスにて独占配信
サミュエル・L・ジャクソン主演のマーベルドラマ最新作「シークレット・インベージョン」の予告編が解禁。本作の主人公は元軍人で、国際平和維持組織S.H.I.E.L.D.(シールド)の元長官、ニック・フューリー。アイアンマン、キャプテン・アメリカらをアベンジャーズへと導き、最近ではスパイダーマンのスパルタ気味な保護者としても活躍するなど、“アベンジャーズの影のリーダー”と言っても過言ではない存在。そんなMCUに欠かせない男が、MCUの壮大な歴史の裏で長年立ち向かってきたという、地球外からの“インベージョン(侵略)”の阻止に挑んでいく。
解禁された映像では、フューリーの右腕、マリア・ヒル(コビー・スマルダーズ)に「あなたは何年も地球を避けてきた」と指摘されるも、「今は事情が変わった」と言い返し、事の重大さを感じさせる。トレードマークの眼帯を外し、まさかの青色の目を開眼させるニックの謎の姿からは、彼の本気モード(!?)にも期待できそうだ。侵略を企てるのは、『キャプテン・マーベル』にも登場した、あらゆる人物に“擬態”する能力のある種族のスクラル人。これまでも、その厄介な能力で周囲を翻弄してきた彼らが今回も暗躍し、誰が敵で誰が味方なのか、全くわからないカオスなスリラー展開を巻き起こしていく……。
本作には、アイアンマンの友人でアベンジャーズメンバーでもある軍人、ウォーマシン=ジェームズ・“ローディ”・ローズ(ドン・チードル)や、以前はフューリーらと敵対していたが、今や彼を手助けする存在のスクラル人、タロス(ベン・メンデルソーン)、『ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー』にも登場するとされるCIAエージェント、ロス(マーティン・フリーマン)がフューリーの戦いに加わる。
その他の新着作品
・「アイアンハート」2023年ディズニープラスで配信開始
・「デアデビル:ボーン・アゲイン(原題)」2023年 製作開始
・「ウェアウルフ・バイ・ナイト(原題)」2022年10月ディズニープラスで配信
・「アーマー・ウォーズ(原題)」(配信開始日未定)
・「エコー(原題)」(配信開始日未定)
・「ロキ」シーズン2(配信開始日未定)
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ルーカスフィルム
「キャシアン・アンドー」初回3話は2022年9月21日(水)よりディズニープラスにて独占配信
『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』(2016年)の5年前、帝国が支配する暗黒の時代を舞台に、反乱軍として立ち上がる名もなき戦士たちの物語を描いたオリジナルドラマシリーズ『キャシアン・アンドー』。極秘チーム「ローグ・ワン」で命がけのミッションに挑んだ名もなき戦士たちの一人であり、情報将校として活躍したキャシアン・アンドーの知られざる過去が明らかになる。解禁された予告編には、本作のメインキャラクターが続々と登場。ディエゴ・ルナ演じるキャシアン・アンドーのほか、『スター・ウォーズ エピソード6/ジェダイの帰還』(1983年)で初登場し、映画シリーズやアニメーション作品『スター・ウォーズ 反乱者たち』でも活躍するモン・モスマ(ジェネヴィーヴ・オライリー)は、反乱軍のリーダー。議員という立場を利用して反乱軍の創成に協力する、本作の注目人物だ。『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』で登場した反乱軍の過激な戦士ソウ・ゲレラも登場している。
「マンダロリアン」シーズン3 2023年よりディズニープラスにて独占配信
『スター・ウォーズ エピソード6/ジェダイの帰還』のその後の世界を舞台に、賞金稼ぎ“マンダロリアン”と、フォースの力を秘めた子ども“ザ・チャイルド”との危険な冒険が描かれる実写オリジナルドラマシリーズ「マンダロリアン」。その最新シーズンの初映像が解禁された。主人公のマンドーことマンダロリアン・アーマーに身を包むディン・ジャリンと、マンドーと親子のような絆で結ばれる可愛らしいグローグーが新たな冒険に出る姿が描かれている。
本作で監督をつとめるリック・ファムイーワは「僕たちは、この話を2シーズンにわたって語ってきたわけだけど、同じ話は僕たちのドラマでも『ボバ・ファット』でも語られてきた。『マンダロリアン』のシーズン3では、それらが集結することになると思う。だから、大事なシーズンになると思うね。」と言及した。
『インディ・ジョーンズ5』2023年夏 日本公開
人気アドベンチャーシリーズ最新作『インディ・ジョーンズ5(原題)』。主演をつとめるハリソン・フォードが登壇し、「これが最後!君たちのために転がるなんてもうやらないよ!(笑)」と本シリーズからの引退を表明した。本作の監督は過去4作を手がけたスティーヴン・スピルバーグに代わり、『ウルヴァリン』シリーズ(2009年〜2017年)のジェームズ・マンゴールド。マッツ・ミケルセン、ボイド・ホルブルック、フィービー・ウォーラー=ブリッジ、シャウネット・レネー・ウィルソンが共演する。
— Mangold (@mang0ld) May 26, 2022
その他の新着作品
・「ウィロー」2022年11月30日よりディズニープラスで独占配信
・「スター・ウォーズ:バッド・バッチ」シーズン2 2023年1月ディズニープラスで配信開始
・「テイルズ・オブ・ジェダイ(原題)」 2022年10月ディズニープラスで配信開始
20世紀スタジオ
20世紀スタジオの新着作品
・『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』2022年12月16日(金)劇場公開
ディズニー
『魔法にかけられて2』 2022年11月24日(木)ディズニープラスで独占配信開始
ミュージカル・コメディの名作『魔法にかけられて』(2007年)の15年後を描く、最新作の邦題が『魔法にかけられて2』に決定し、11月24日(木)よりディズニープラスにて独占配信されることが発表された。前作『魔法にかけられて』は、アニメーションで描かれたおとぎの国の世界“アンダレーシア”に住む、“王子様との真実の愛のキス”を夢見る主人公ジゼルが、王子の継母ナリッサ女王の罠によって、実写で描かれた現代のニューヨークに迷い込み、真実の愛を見つける物語。
前作から15年後が舞台の本作は、前作の主人公ジゼルと恋に落ちたロバートの愛娘モーガンを中心に物語が描かれることとなる。アニメーションの美しいおとぎの国アンダレーシアから現代のマンハッタンへと追放され、離婚弁護士のロバートと結ばれたジゼル。そんなジゼルが、ロバートの娘であるモーガンと 3 人でニューヨークの郊外に住み始めるが、新生活でさまざまな困難に直面することに……。果たして、再び、おとぎ話でおなじみの「いつまでも幸せにくらしました(Happily Ever After)」という結末を迎えることができるのだろうか。
『リトル・マーメイド』2023年初夏 全国劇場にて公開
https://youtu.be/eqcG8uBsp4U
1991年に公開された名作アニメーション映画『リトル・マーメイド』を実写化した本作。巨匠アラン・メンケンが、『モアナと伝説の海』『ミラベルと魔法だらけの家』など近年のディズニー・アニメーション音楽の中枢を担うリン=マニュエル・ミランダと夢のタッグ。今回解禁となったのは、海の世界でアリエルが自分の願いを込めた名曲「パート・オブ・ユア・ワールド」をエモーショナルに歌い上げる様子が映し出された特別映像。煌めく海の世界とは裏腹に、人間の世界へ憧れを募らせるアリエルの切ない心情が現されている。 アリエル役に抜擢されたのは、新人女優のハリー・ベイリー。リック役にジョナ・ハウアー・キング、アースラ役にメリッサ・マッカーシー、トリトン王役にハビエル・バルデム、フランダー役にジェイコブ・トレンブレイ、スカットル役にオークワフィナ、セバスチャン役にはダヴィード・ディグスが出演。
『ムファサ:ザ・ライオン・キング』2024年全米公開
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『ライオンキング』実写新作映画で、前日譚映画となる『ムファサ:ザ・ライオン・キング(原題)』。監督は『ムーンライト』(2016年)のバリー・ジェンキンス。前日譚は、シンバの父ムファサに焦点を当て、いかにして王へと登りつめたのかが語られる。「D23 Expo」の会場で初の特別映像が上映され、映像にはミーアキャットとイボイノシシの人気コンビ、ティモン&プンバァも登場した。
その他の新着作品
・『ホーカスポーカス2』2022年9月30日(金)よりディズニープラスで独占配信
・『ピーターパン&ウェンディ(原題)』2023年ディズニープラスで独占配信
・『Iwájú(原題)』2023年 ディズニープラスで配信
ディズニー /ピクサー アニメ映画
・『ズートピア+(原題)』2022年11月9日(水)にディズニープラスで独占配信
・『ストレンジワールド/もうひとつの世界』2022年11月23日(水・祝)劇場公開
・『エレメンタル』 2024年6月全米公開予定
・『ウィッシュ(原題)』2023年秋 全米公開予定
・「ウィン・オア・ルーズ(原題)」2023年秋 ディズニープラス独占配信
・『エリオ(原題)』2024年春 全米公開予定
・『インサイド・ヘッド2(原題)』2024年夏 全米公開予定