英国のエリザベス女王が8日、96歳で亡くなった。エリザベス女王の功績を称え、女王が題材になった映画・ドラマを振り返る。
エリザベス女王が題材になった映画・ドラマを振り返り!
英国の繁栄のために貢献し、現代の礎を築いてきたエリザベス女王。実は、エリザベス女王はイギリスで製作された映画・ドラマに多く登場し、さまざまな俳優が演じている。作中にエリザベス女王が登場した、著名な映画やテレビシリーズを振り返りたい。
ヘレン・ミレン「クィーン」(2006年)
スティーヴン・フリアーズ監督の『クィーン』(2006年)はダイアナ元皇太子妃の事故死を巡る英国王室の裏側を描いた。窮地に陥るエリザベス女王を熱演したのは、ヘレン・ミレン。彼女にとって初のオスカーとなる、アカデミー主演女優賞を受賞した。
フライア・ウィルソン『英国王のスピーチ』(2010年)
フライア・ウィルソンは、オスカーを受賞した『英国王のスピーチ』 で若き日のエリザベス王女を演じた。ヘレナ・ボナム・カーターが王女の母親エリザベスを演じ、コリン・ファースが父親のジョージ6世を演じた。
オリヴィア・コールマン『私が愛した大統領』(2012年)
オリヴィア・コールマンは『私が愛した大統領』でエリザベス女王を演じ、名優ビル・マーレイはフランクリン・ルーズベルトに扮した。ちなみに、コールマンはヨルゴス・ランティモス監督作『女王陛下のお気に入り』でアン女王を演じ、アカデミー主演女優賞を受賞している。
クレア・フォイ「ザ・クラウン」(2016年~)
Netflixドラマ「ザ・クラウン」(2016年〜)で若き日のエリザベス王女を演じたのはクレア・フォイ。そして、エリザベス王女の初恋の相手、フィリップ王子をマット・スミスが演じた。
ステラ・ゴネット『スペンサー ダイアナの決意』(2022年秋公開)
クリステン・スチュワートがアカデミー主演女優賞にノミネートされた、故ダイアナ元皇太子妃の葛藤を描いた映画 『スペンサー ダイアナの決意』。『わたしは生きていける』(2013年)のステラ・ゴネットがエリザベス女王を演じた。
在位70周年 初の長編ドキュメンタリー映画が公開中!
2022年6月17日(金)より公開中のドキュメタリー映画『エリザベス 女王陛下の微笑み』では、豪華でスキャンダラスなロイヤルファミリーの知られざる軌跡をたどる。世界でもっとも有名な女性である英国君主エリザベス2世の誰も見たことのない姿も!? 最高にチャーミングでユーモアたっぷりの女王の姿を是非劇場で刮目しよう。
エリザベス女王なくして、英国を語ることはできない—— それほど大きな存在であったエリザベス女王のご冥福を、心よりお祈りしたい。