『シャークネード』シリーズなどB級迷作映画(!!)を手がける米映画会社のアサイラムが2022年に公開した注目映画作品を一挙ご紹介!
サメ映画好きなら誰もがご存知であろう映画会社アサイラムは、低予算かつ短期間で撮影する低コストの作品を多数製作している。同社の代表作である『シャークネード』シリーズは、サメが空を飛ぶという突飛すぎる設定で世間を驚かせ、“サメ映画”という確固たるジャンルを日本に広めた超人気シリーズだ。
アサイラム社のトップはCS映画専門チャンネル ムービープラスのインタビューで「日本以外の映画ファンからは嫌われまくっている」とジョークを飛ばしながら、それでもおバカなB級映画を作り続けている。
本記事では、日本の映画ファンとは相性バッチリの同社が2022年に公開した注目作品6作をご紹介! 題材になった映画を想像しながらぜひご堪能いただきたい。
あれ、この設定どこかで聞いたような……? 2022年のアサイラム作品7選!!
①『ドラキュラ:ジ・オリジナル・リビング・ヴァンパイア』
アメリア・ヴァン・ヘルシングは、若い女性を狙った連続殺人事件の犯人を必死に追っていた。証拠を集めていくと吸血鬼であるドラキュラ伯爵の存在が浮かび上がり、事態はさらに悪化していく。そして、ヘルシングの恋人が消えたとき、彼女は謎めいたドラキュラ伯爵との最後の対決で、モンスターの存在そのものを自問させられていく。
監督は『オーシャンズ・ウォー』(2021年)のマクシミリアン・エルフェルト。マイケル・アイアンサイド、ジェイク・ハーバート、クリスティン・プラウティら出演。
②『ムーン・クラッシュ』
世界的な大手鉄鋼会社が航空宇宙会社と提携して月の採掘を行う。しかし、掘削事故により月の巨大な欠片が割れ、地球に向かって突進してくる。生き残った宇宙チームと会社のトップは、地球全体を破壊する前に隕石を破壊する方法を考えなければならない——。
SFディザスター映画の本作は、『アルマゲドン2021』(2020年)のノア・ルークが監督を手がけた。『エイリアン・バトルロワイアル』(2011年)のジェレミー・ロンドン、タイラー・クリストファー、ポーリーン・イーガン、ジェイミソン・ジョーンズが出演。
③『フォー・ホースメン:アポカリプス』
世界は未曾有の嵐、火山活動など自然災害の真っ只中。12時間後に地球滅亡を迎えるほど深刻な状況にあった。ブリジット・ノリス将軍は、ブラジルのどこかに滅亡を食い止める鍵があるとヒントを得ていた。そこに、火山学者のリニス・ヒューズ博士、気象学者のダコタ・レナ、微生物学者のエリオット・ロドニーのそれぞれの分野のエキスパートが集うことになる。果たして彼らは聖書のような大災害を止めることができるのか!?
監督・脚本は『インデペンデンス・デイ2016』(2016年)のジェフ・ミード。『バトル・ドローン』(2018年)のドミニク・スウェイン、『インデペンデンス・デイ2022』(2021年)のアリー・トンプソン、『シーワールドZ 』(2021年)のエバ・セハら出演。
④『エアポート2022 ザ・トップガンナー』
あの大迫力スカイアクションムービーが“もう”帰ってきた!? 本作は、米軍戦闘機が謎の戦闘機部隊に襲われ、生命を脅かす死闘が繰り広げる様を描く。
監督は『ZOOMBIE ズーンビ ネクスト・レベル』(2019年)のグレン・R・ミラー、脚本は『ジャングル・ツアーズ』(2021年)のマーク・ゴットリーブ。『ジュラシック S.W.A.T 対恐竜特殊部隊』(2021年)のマイケル・パレ、『ムーンインパクト』(2020年)のマイケル・ブロデリック、アンナ・テルファーら出演。
⑤『ジュラシック・ドミニオン』
ある日、軍用兵器として育てられた2体の恐竜が逃げ出し、小さな山間の町を襲い始めた。全国的に大混乱を引き起こす前に、保安官たちはどうにか食い止めなければならない——。
監督は『ザ・メガロドン 怪獣大逆襲』(2021年)のブライアン・ノヴァク。エリック・ロバーツ主演、「パム&トミー」のジャック・ピアソン、「NCIS:ニューオーリンズ」のジェイミー・バーナデットが共演した。
⑥『ゴッド・オブ・サンダー ラグナロクの戦い』
主人公ソーの叔父でありヴィランのロキは、9つの神聖な木を探すためにアスガルドを脱出。ロキはその神聖な木が宇宙の力を持ち、地球に隠されていると知り、地球へと辿り着く。巨大な狼神フェンリルの助けを借りて、神聖な木を破壊し、自分の思う通りに植え替え、すべてを支配することを計画する。ソーはロキを追って地球へ行き、2つの世界の均衡を保つために決死の戦いを繰り広げなければならない。
監督はノア・ルーク、脚本はスティーヴ・ドーセットが手がけた。『スペース・エクスペンダブルズ』(2019年)のヴァーノン・ウェルズ、『アドベンチャー・オブ・アラジン』(2019年)のダニエル・オライリー、マイロム・キンガリーらが出演。
⑦『ブレット・トレイン・ダウン』
『ジュラシック・ドミニオン』のブライアン・ノヴァクが手がけた最新作『ブレット・トレイン・ダウン』。
ロサンゼルスからサンフランシスコへ向かう世界最速の新幹線には、時速200マイル(時速約320km)を下回ると爆発する爆弾が仕掛けられていた!? 熟練した退役軍人と億万長者のオーナーは、乗客全員に被害が及ぶ前に、爆弾を取り除く方法を考えなければならない……!!
主演は『ザ・メガロドン 怪獣大逆襲』(2021年)のトム・サイズモア、そして『ウォー・オブ・ザ・ワールズ:アナイアレイション(原題)』のラシャド・フリーラヴ、「パム&トミー」(2022年)のザック・ゴールド、『パラダイス・ヒルズ(原題)』(2019年)のレスリー・グラントらが共演した。
どの作品も話題になること必至のオモシロそうな映画ばかりだ。リリースされたらぜひチェックしてみてはいかがだろうか。