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『トップガン』アイスマン役が明かすトム・クルーズとの胸アツな撮影秘話！ 36年前と「まったく変わっていなかった」
日本公開から1カ月足らずで国内の累計興行収入が43億円を突破したトム・クルーズ主演最新作『トップガン マーヴェリック』。本作に出演したアイスマン役のヴァル・キルマーが「あの頃とまったく変わっていなかった」と、約36年ぶりに再共演したトムとの撮影秘話を語った。
トムの熱い希望によりアイスマン役を再演！
前作『トップガン』から約36年の時を経て公開された続編作『トップガン マーヴェリック』。本作では、トムをはじめ出演者自らが飛行スタントをこなしたことが話題になり、本物にこだわった圧巻のスカイアクションシーンは高い評価を受けている。本作でもう一つ大きな話題となったのが、マーヴェリックのかつてのライバルでアイスマンを演じたキルマーが復帰を果たしたことだった。キルマーは2014年に咽頭がんと診断され、2020年にキルマーは回復を発表したものの、長期間にわたる治療の末に、話すことが困難になったことを公表していた。メディアや世間からは、キルマーの俳優復帰は難しいとの声が上がっていたが、本人とトムの熱い希望もあり、キルマーの『トップガン マーヴェリック』へのカムバックが発表された。
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トム演じるマーヴェリックは、36年経った今でも昇進に興味がない破天荒の凄腕パイロット。ある問題行動をきっかけにテストパイロットの任を解かれてしまったのだが、なぜかパイロットチーム「トップガン」の教官に就任することに。それは、長い年月を経てアメリカ海軍の司令官に就いた、マーヴェリックかつてのライバル・アイスマンによる命令だったことがわかり、マーヴェリックとアイスマンは再会を果たす。劇中でも、アイスマンは喉に重い病状を抱えているという設定で、前作では熱血漢のマーヴェリックと冷静沈着なアイスマンは対立する姿が描かれていたが、本作ではマーヴェリックとアイスマンの揺るぎない友情が描かれた。
大笑いして何テイクも撮影し直した!? キルマーがトムとの再共演を語る
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キルマーは最近、自身のインスタグラムに「36年後…僕はまだ君のウィングマンだ」と、『トップガン マーヴェリック』で実現したトムとの共演写真を投稿した。そして米Entertainment Weekly誌には、トムとの再共演を「あの頃とまったく変わっていなかった」と振り返っている。
キルマーは「あの頃とまったく変わっていなかった。僕たちは大笑いをしてしまったから何テイクも撮り直したよ。本当に楽しくて、特別な時間だった。1作目の撮影中はみんな若かったけど、そのときから僕らには特別な絆があったんだ。撮影が終わった後も、僕たちは笑って一晩中踊っていたよ」と明かした。
また、キルマーが2020年に発売した回想録「アイム・ユア・ハックルベリー（原題）」で、『トップガン マーヴェリック』の出演の経緯を次のように綴っている。
「俳優というのは、どんな仕事でも受けるものだ。しかし、もしその仕事が、悩める彼らのキャリアを復活させるかもしれないものであれば、俳優は、そのチャンスを逃すまいと、世界を打ち負かす獣と化すのだ。トム・クルーズが『トップガン』の続編を望んでいると知ったとき、私は直感的にそう思った。彼はそれを『トップガン マーヴェリック』と呼んでいた。トムはマーヴェリックだが、マーヴェリックの宿敵はアイスマンだ。この2人は相性が良かった。プロデューサーが私にコンタクトを取らなかったのは問題ではなかった。モータウン・ソウルの全盛期にテンプテーションズが歌ったように、懇願することは恥ずかしいことではないのだ。私はプロデューサーに連絡しただけでなく、アイスマンとともに胸が熱くなるようなシーンを作ったんだ」
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本作を手がけたジョセフ・コシンスキー監督にとっても、トムとキルマーの再共演はとても感慨深かったようで、「あのシーンには、脚本や準備に多くの時間を費やしたよ。どうなるか想像できなかったから。脚本のクリストファー・マッカリーが最後の仕上げをしてくれて、あのシーンはうまくいくと確信した。そして、本当に美しいシーンに仕上がったよ。2人の共演シーンはロサンゼルスの公園にあるとても美しい家で撮影した。ヴァルとトムだけでなく、マーベリックとアイスマンが一緒にスクリーンに戻ってきたのは、とても特別なことだった」と語った。
なお、劇中でのキルマーの声は、英スタートアップ企業のソナンティックの協力を得て、最新のAI技術を駆使して再現されたことが明かされている。
『トップガン マーヴェリック』は、大ヒット上映中！