DCコミックスの「バットマン」に登場するヴィランのジョーカーを演じたホアキン・フェニックスの演技が高く評価され、アカデミー主演男優賞、作曲賞を受賞した映画『ジョーカー』(2019年)。現在、製作が進められている続編作で、ジョーカーの相手役となるハーレイ・クイン役として、レディー・ガガと出演交渉中であることがわかった。米The Hollywood Reporter誌が報じている。
この投稿をInstagramで見る
第92回アカデミー賞で作品賞を含む最多11部門でノミネートされ、映画祭の賞レースで大きな話題を集めた『ジョーカー』。同作はジョーカーの原点を描いた作品だったが、DCコミックスを原作にしたバットマン作品に登場するジョーカーとは異なる物語が展開され、貧しい道化師アーサーがジョーカーへ変貌を遂げていく姿を描いた。
現在、その続編作の製作が進められており、監督は前作に引き続き、トッド・フィリップスがつとめることが明らかになった。現在のところ、続編作のあらすじは明らかにされていないが、ジョーカーの相手役であるハーレイ・クインが登場することがわかり、レディー・ガガが出演交渉に臨んでいることが明らかになった。
この投稿をInstagramで見る
世界的に活躍するポップスターであり、女優でもあるレディー・ガガは、フィリップスがプロデューサーをつとめた『アリー/スター誕生』(2018年)で女優としてブレイク。最近では、『ハウス・オブ・グッチ』(2021年)で、グッチ家の崩壊を企てた黒幕パトリツィア・レッジャーニを演じ、世界興行収入が700億円を突破したトム・クルーズ主演『トップガン マーヴェリック』(現在公開中)の主題歌をつとめている。彼女が出演交渉中のハーレイ・クインは、キャラクターの詳細も伏せられているものの、フェニックスが演じたジョーカーが、他のバットマン映画や『スーサイド・スクワッド』シリーズに登場したジョーカーとは別の人物であるように、『スーサイド・スクワッド』のマーゴット・ロビーが演じたハーレイ・クインとは異なり、DCエクステンデッド・ユニバースとは別の世界に生きている人物だという。
続編作のタイトルは『ジョーカー:フォリ・ア・ドゥ』
フィリップスは最近、前作に続きスコット・シルヴァーと共同執筆する続編作の脚本をインスタグラムに投稿し、続編作のタイトルが『ジョーカー:フォリ・ア・ドゥ(原題)』であることを発表した。「フォリ・ア・ドゥ」はフランス語で、「2人の狂気」を意味しており、複数人で同じ妄想を共有する精神障害の一つである妄想性障害を指す。2枚目の写真には、ジョーカーを演じたホアキン・フェニックスが台本を読んでいる姿が捉えられている。米Deadline誌によると、フェニックスとの出演交渉も現在、進められているとのことだ。
また、米The Hollywood Reporter誌によると、『ジョーカー:フォリ・ア・ドゥ』はミュージカル映画になるとも報じられている。ハーレイ・クインの登場からバットマンとの共演もあるのだろうか!? 続報に期待したい!!