もうすぐ夏ですね…「サメ映画ベスト10」を一挙ご紹介!! 毎年恒例の「サメフェス2022」も見逃すな!

もうすぐ夏ですね…「サメ映画ベスト10」を一挙ご紹介!! 毎年恒例の「サメフェス2022」も見逃すな!
愛すべきトンデモ映画を量産する「アサイラム社」取材時に撮影したサメのCG

今年もサメの季節がやってくる! CS映画専門チャンネルのムービープラスは、7月から「サメフェス2022」と題してサメ映画の数々を放送する。本格的なサメ映画シーズンを迎える前に、米映画評論サイトのロッテントマトが発表した「サメ映画ベスト10」をご紹介したい!!

サメ映画といえば、スティーヴン・スピルバーグ監督の『ジョーズ』のような本格的な名作ホラーから、『シャークネード』シリーズのような、クスッと……いや、爆笑必至のコミカルなB級シャーク・パニック映画まで、そのジャンルを知れば知るほどとても奥が深い。サメ映画を一緒に見る相手を変えれば、初めて見たような新鮮な気分で楽しめる(笑えてしまう?)のも魅力だ。サメ映画業界を支える日本人のサメ上級者は多い一方で、『シャークネード』を手がけたアサイラム社は「世界の映画ファンからは嫌われまくっている」と明かしていたこともあった。そんな日本人とバッチリ相性が良いであろうサメ映画の魅力を再発見すべく、サメ沼から抜け出せなくなっているサメ上級者のあなたも、サメ映画初心者のあなたにも、これからご紹介する辛口で有名なロッテントマトの「サメ映画ベスト10」を一度チェックしてみてほしい!!

サメ色褪せることない!! サメ名作映画 ベスト10

10.『JAWS/ジョーズ2』(1978年)

前作『JAWS/ジョーズ』を手掛けたスピルバーグに代わり、フランス人監督のジュノー・シュウォーク手がけた本作。再びリゾート地アミティを襲う人喰いザメの恐怖——。サメに対して異常に神経質になっているブロディが魚影をサメと見間違えて海岸にパニックを引き起こすシーンなどは、前作にはない新たな面白さを引き出している。ロッテントマトでは「『JAWS/ジョーズ2』は、前作が残した余韻やスリルには及ばないが、存在意義のない続編としてはそれなりに楽しめるだろう」「続編作としてはアリ」と評価されている。ロイ・シャイダーロレイン・ゲイリーマーレイ・ハミルトンジョセフ・マスコロら出演。

9.『シャークネード カテゴリー2』(2014年)

シャークネードの脅威からロサンゼルスを救ったことで有名人になったフィンとエイプリルは、フィンの故郷であるニューヨークへと向かう。 ところが彼らが搭乗した飛行機に突如として乱気流が襲いかかり、突風とともに巨大なサメが機体にぶつかってくる。 再び発生したシャークネードが、勢いを増しながらニューヨークへと向かい出して……!? 人気パニック・シャーク映画シリーズの第2作となる本作を、ロッテントマトは「『シャークネード カテゴリー2』のくだらなさは前作ほどではないが、サメ映画ファンなら楽しめるだろう」と評価。監督は前作に引き続き、アンソニー・C・フェランテアイアン・ジーリングタラ・リードヴィヴィカ・A・フォックスカリ・ウーラーら出演。

8.『オープン・ウォーター』(2003年)

サンダンス映画祭で評判となった本作は、全米公開時には低予算映画としては異例の大規模公開となり、予想外の大ヒットを記録して話題を集めた。海に置いてけぼりにされるという絶体絶命のトラブルに直面したダイバー夫婦のスーザンとダニエルが、肉体的、精神的極限状況で体験する戦慄の恐怖を描く。CGやスタントは一切使用せず、俳優たちは実際に本物のサメがうごめく海の中で演技を続けたという衝撃的な撮影秘話も!! ロッテントマトは「緊張感あふれる場面もある低予算スリラー映画」と評価。監督は、クリス・ケンティスブランチャード・ライアンダニエル・トラヴィスら出演。

7.『シャークス 3D』(2004年)

海洋学者ジャン=ミシェル・クストーが、ホオジロザメ、シュモクザメ、ジンベイザメなど、さまざまな海の捕食者であるサメとの出会いを記録したドキュメンタリー映画。監督はジャン=ジャック・マンテロ。ロッテントマトは「『ジョーズ』によって植え付けられた、サメは凶暴な人食いだという認識を打ち砕くことに専念した『シャークス 3D』は、多くの人が恐れているテーマを爽やかに、時に圧倒的なビジュアルで表現している。」と評価した。

6.『シャークネード』(2013年)

サメが空を舞う!? 人喰いザメの概念をぶち壊し、のちにサメ映画で不動の人気シリーズとなる『シャークネード』シリーズの第1作。本作は、巨大竜巻と共にビーチに襲来した人喰いザメの大群が巻きおこす恐怖を描いた。「誇り高く恥知らずで、脳天気な『シャークネード』は、新世代の“くだらなさすぎて笑える”を再定義した。」と、ロットントマトでは高評価(?)。監督はアンソニー・C・フェランテアイアン・ジーリングタラ・リード、ジョン・ハードら出演。

5.『ロスト・バケーション』(2016年)

近年『ジャングル・クルーズ』(2020年)などを手がけ活躍するジャウマ・コレット=セラ監督が、巨大ザメに追い詰められ、小さな岩場で絶体絶命の窮地を迎えたヒロインの決死のサバイバルの行方を描いた戦慄のサスペンス・スリラー。主演は「ゴシップガール」ブレイク・ライヴリー「『ロスト・バケーション』は、スリリングな展開とブレイク・ライブリーのパワフルな演技で、飽き飽きしたサメ・アクションの常識を覆す。」と評価されている。

4.『シャークウォーター 神秘なる海の世界』(2006年)

子どもの頃に遭遇したサメの美しさに魅了され、以来サメの虜となった監督のロブ・スチュワートが、一般に広まっている負のイメージを払拭すべく、サメの魅力を伝えるために製作した海洋ドキュメンタリー。当初はサメの生態と美しい映像をテーマとしていた本作だったが、サメを追って各地を撮影して回る過程で図らずも、大きな産業と化しているフカヒレ・ビジネスによってサメが危機的状況に追い込まれている現実に直面、その実態を解明すべく、映画製作はマフィアも絡むフカヒレ産業の裏側に迫る危険な取材へと発展した。辛口評論が話題となるロッテントマトでも「息を呑むような水中映像に加え、『シャークウォーター 神秘なる海の世界』では、サメの窮状がいかに人々に影響を及ぼすかについて、説得力のある熱のこもった主張がなされている。」と高く評価されているぞ!!

3. 『赤い珊瑚礁 オープン・ウォーター』(2010年)

アンドリュー・トラウキ監督が、サメに襲われる男女の運命を描いたパニック・ホラー。グレートバリアリーフでバカンスを楽しむ5人の男女。しかし、滅多に人が訪れない穴場ポイントで、彼らの乗ったヨットが座礁し転覆してしまう。海に投げ出された一行は、やがて周りを巨大人喰いザメに取り囲まれてしまい……!?  ロッテんトマトでは「本作はシンプルな方が良いことを示したホラー映画であり、立ち泳ぎだけでは満足できない、非常にまれなサメ・アタック映画である。」と評価されている。

2.『コン・ティキ』(2012年)

1947年に自説を証明すべく、古代ペルーの筏を再現して太平洋横断に挑戦したトール・ヘイエルダールの過酷な大冒険を映画化した感動の海洋アドベンチャー・ロマン。監督は『ナチスが最も恐れた男』(2008年)のヨアヒム・ローニング&エスペン・サンドベリ。主演はポール・スヴェーレ・ヴァルハイム・ハーゲン。ロッテんトマトでは「壮大な実話をうまく再現した『コン・ティキ』は、古典的な冒険映画であり、融通がきかないプロットにもかかわらず、刺激的で楽しい作品となっている。」と評価されており、トマトメーターは81%を記録!!

1.『JAWS/ジョーズ』(1975年)

平和な海水浴場に突如出現した巨大な人喰いザメ。観光地としての利益を求める市当局によって対応が遅れ、犠牲者の数は増すばかりとなるが、ついに警察署長ブロディと漁師クイント、海洋学者フーパーの3人の男がサメ退治に乗り出す。ジョン・ウィリアムズのあの印象に残るBGMも、サメ映画というジャンルにこだわらず、世界的に大ヒットした映画となった。製作当時、スピルバーグが弱冠27歳だったとは驚きだ!! ロッテんトマトでは「説得力のある練り込まれたストーリーテリングと的確な恐怖の演出により、現代の大ヒット作でも使われている、スリルの指標であり続けている。」と評価され、トマトメーターはなんと98%! ほぼ満場一致ともいえる脅威の高評価を記録している。

ムービープラスでは7月から特集:サメフェス2022をお届け!!

CS映画専門チャンネルのムービープラスは7月から、毎年恒例の「サメフェス2022」を開催するぞ!! “日本初上陸”となる『シャークストーム』(2021年)を放送するほか、「メガロドン」シリーズ続編『ザ・メガロドン 怪獣大逆襲』など、テレビ初放送のサメ映画2作を大放出!さらに、今回ご紹介したランキングでも登場した名作「JAWS/ジョーズ」シリーズも放送し、海よりもフカいサメ映画の魅力をお届けする!! 2022年7月17日(日)17:00~「サメ映画」8作品連続放送!

Share On
  • Twitter
  • LINE
  • Facebook