「自分大好き!」ファンメイドのトランプ礼賛動画を投稿
THANK YOU, WORKING HARD! pic.twitter.com/3OUESGRw43
— Donald J. Trump (@realDonaldTrump) April 9, 2019
ホワイトハウスの映像から始まり、オバマ元大統領やクリントン夫妻も勝手に登場させられている動画には「まず人々はあなたを無視する」「それから人々はあなたを笑う」「それから人々はあなたをレイシストと呼ぶ」というテロップが。控えめに言ってもトランプ氏はレイシストだとは思うが、まるで「逆境にも屈しない」「覇道に痛みはつきもの」とでも言いたげだ。
さらに公務に勤しんでいる様子や、金正恩氏との会談シーン、自身の経済政策の成果をアピールするニュース映像などを挿入。ブライアン・クランストンやエイミー・シューマーら反トランプを表明するセレブたちの姿も“アンチ”代表として当てつけのように盛り込んでいる。
なんとも気合の入った動画だが、BGMとして名匠ハンス・ジマーによる『ダークナイト ライジング』の劇伴をまんま使用していたものだからさあ大変。多くのTwitterユーザーが「これ許可取ったん?」とツッコミを入れ、ワーナー・ブラザースからもNGが出たためサクッと動画を削除されてしまったのだ。
The 2020 campaign video, set to the score from the "The Dark Knight Rises," was unavailable just hours after Trump posted it to Twitter. pic.twitter.com/W1ObFKIojD
— USA TODAY (@USATODAY) April 10, 2019
大統領選のキャンペーン用に自ら作成した動画ならまだしも、(選挙キャンペーンの責任者いわく)支持者が作ったというMAD動画みたいなシロモノを嬉々として投稿してしまうところがトランプらしいといえばらしい話である。ともあれ、2020年の大統領選に向けてトランプを含む各候補の動向に今後も注目したい。