『ハリー・ポッター』シリーズ(2001年〜2011年)のダニエル・ラドクリフが、「変人と評判になっていることが嬉しい」と自身が歩んでいるキャリアについて語った。いつかやってみたい目標を明かし、「ハリポタ」同窓会特番「ハリー・ポッター・20thアニバーサリー:リターン・トゥ・ホグワーツ」でのキャストとの再会は「本当に素敵だった」と明かしているぞ!!
奇妙な役ばかり演じる俳優 ダニエル・ラドクリフ
『ハリー・ポッター』シリーズ最終作から11年が経った今、ラドクリフはハリポタのイメージを払拭するかのように、『ホーンズ 容疑者と告白の角』(2013年)では角が生えた男を演じ、『スイス・アーミー・マン』(2016年)では、超万能な死体を演じて世間を驚かせ、『ガンズ・アキンボ』(2019年)では、両手に拳銃を固定された臆病な男を演じ、“どこに向かっているの!?”と世間を困惑させるキャリアを突き進んでいる。
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“ラドクリフは奇妙なもの好き”という評判に手応え!!
ラドクリフの最近の出演作品を見ていると、“もしかしたらラドクリフによる壮大なドッキリかもしれない”と世間が思うのも無理はないが、ラドクリフは米Empire誌のインタビューで、変人ばかり演じることで得た、新しい“評判”に手応えを感じていると明かした。
「自分にできる最善のことの1つは、ラドクリフは奇妙だと評判を得るか、もしくは、奇妙なことが好きだという評判を得ることだと思っているんだ。なぜなら、変なものが変なものを生むようなもので、『ホーンズ 容疑者と告白の角』のようなものを作るとすぐに、『スイス・アーミー・マン』を作った人たちは、“ああ、そうか、彼はああいう変なものが好きなのかもしれない”と思うようになるんだ。そして、『スイス・アーミー・マン』を見た人たちは、“ああ、ガンズ・アキンボもいけるな”と思うんだ。楽しんでやっている1つのことがきっかけで、ランダムでクレイジーなことが生み出されていくんだ」とラドクリフは語った。
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ラドクリフ、将来は映画監督に挑戦したいと明かす
子役から俳優として活躍しているラドクリフは今後、「映画監督に挑戦してみたい」と明かしている。
「自分で書いた映画のアイデアがあるんだ。できれば、監督に挑戦してみたいと思っているよ。少なくとも今後1年半はスケジュールが決まっているから、2、3年後になるだろうね。人々はいつも“自分の知っていることを書け”と言うけれど、僕はとても共感できない人生を送ってきたから、それについては書きたくないんだ。俳優と監督を1つの作品でやるつもりはないよ。理由は2つあって、監督をしたことがないから、2つのことを同時に考えたくない。もっと現実的な理由としては、監督をするとその後の編集で、その映画を1000回ぐらい見なければならないから、自分の顔をそんなに見たくないというのがあるんだよね。」と明かした。
ハリポタ同窓会でキャストとの再会は「素敵だった」
ラドクリフは、『ハリー・ポッター』公開20周年を記念して放送された同窓会特番「ハリー・ポッター・20thアニバーサリー:リターン・トゥ・ホグワーツ」について語り、オリジナルキャストとの再会は「本当に素敵だった」と振り返った。
「本当に素敵だったよ。本当にやってよかったと思う。再会するということは、良い意味にも悪い意味にも取れるから、もし5周年記念をやっていたら、僕は行けなかったと思う。違う感覚になっていたかもしれないからね。今いる場所があるからこそ、また行こうという気持ちになれたんだと思うよ。
そして、再会は素直に嬉しかった。今まで子供の会話しかしたことのない人と大人の会話をするのは、愛おしい気がして、本当にクールだったよ。特に、ヘレナ・ボナム・カーターとクリス・コロンバス、ゲイリー・オールドマン、それから、ジェームズ&オリバー・フェルプスのような人たちとね。面白かったよ。というのも、映画ではとても仲が良かったけれど、ジェームズとオリバーは年上だったから。映画を撮影していたころ、僕は11歳、彼らは14歳か15歳で、その年齢では大きな隔たりがあった。今はみんな30代の男性で、年齢差は、本当にいい意味でフラットになっている。
みんなに会えたこと、そして、みんなが無事であることを確認できたことは、とても素晴らしいことだった。みんなを誇りに思っているよ。」と明かした。
ラドクリフは、パロディの帝王アル・ヤンコビックの伝記映画『ウィアード:ジ・アル・ヤンコビック・ストーリー(原題)』に出演することが決まっている。また、サンドラ・ブロック×チャニング・テイタム主演のアクション・コメディ映画『ザ・ロストシティ』で、謎の億万長者役で出演している。
『ザ・ロストシティ』は、2022年6月24日(金)より全国公開。