米動画配信サービスのHBO Maxが、『IT/イット』シリーズの殺人鬼ペニーワイズを主人公にした前日譚ドラマシリーズ「ウェルカム・トゥ・デリー(原題)」の製作を進めていることがわかった。米Variety誌が報じている。
ホラーの帝王、スティーヴン・キング原作の最恐ホラー映画『IT/イット』シリーズに登場した、ピエロの姿で幼い子供たちを狙う邪悪な殺人鬼のペニーワイズ。一度見たら忘れないそのルックスと、地下の排水溝を住処に、27年周期で復活しては子どもを襲うという謎多き殺人鬼ペニーワイズの生い立ちが、ついにドラマで明かされることになりそうだ。米HBO Maxが製作する「ウェルカム・トゥ・デリー(原題)」では、『IT/イット “それ”が見えたら、終わり。』(2017年)のおよそ20年前である1960年代の米メイン州の田舎町デリーを舞台に、幼い子供たちばかりを狙う殺人鬼ペニーワイズの生い立ちを描く。
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本ドラマの製作総指揮は『IT/イット』シリーズの監督をつとめたアンディ・ムスキエティ、バルバラ・ムスキエティ、ジェイソン・フュークスがつとめることが明らかになっており、フュークスがムスキエティ夫妻とともに原案を製作し、脚本家チームが作業を進めている。現時点では、ペニーワイズを好演したビル・スカルスガルドが続投するのかは明らかになっていない。
アンディ・ムスキエティは2019年、米iO9とのインタビューで、「原作小説には神話の世界が広がっている。神話というものは常に探求する機会があるものだ。“イット”(ペニーワイズ)は何百万年も地球に存在していて、何百年もの間、27年ごとに復活しては人間と接触してきた。まだまだ扱える題材があることは想像できるだろう」と語っていた。
ペニーワイズのドキュメンタリー映画「ペニーワイズ:ザ・ストーリー・オブ・イット」の全米公開が決定
2021年、世界の映画祭でプレミア上映された「IT/イット」(1990年)のペニーワイズの誕生秘話を描くドキュメンタリー映画「ペニーワイズ:ザ・ストーリー・オブ・イット(原題)」が、2022年夏にApple、Prime VideoなどのVODサービスで全米公開されることが決まっている。日本での公開を楽しみに待ちたい!!