ホアキン・フェニックス主演、マイク・ミルズが監督・脚本をつとめたA24製作映画『カモン カモン』の日本版予告編が解禁され、2022年4月22日(金)にTOHOシネマズ 日比谷ほかで全国公開されることが明らかになった。
突然始まった甥っ子との共同生活——戸惑いと衝突、想定外から生まれた奇跡の日々
NYを拠点に全米各地を取材して回るラジオジャーナリストのジョニーは、妹が家を留守にする数日間、9歳の甥・ジェシーの面倒を見るためにLAに飛ぶ。それは彼にとって、子育ての厳しさを味わうと同時に、驚きに満ち溢れたかけがえのない体験となる。それぞれの孤独を抱えたふたりは、ぶつかりながらも真正面から向き合うことによって、新たな絆を見出していく——。
『ジョーカー』(2019年)で狂気を見事に体現しアカデミー主演男優賞に輝いたハリウッドの名優ホアキン・フェニックスが、次なる主演作に選んだのは、親密で優しいヒューマンドラマ。オーディションで選ばれ、英国アカデミー賞の助演男優賞にノミネートされた新星ウディ・ノーマンとの間で見せる、心を揺さぶる内省的な演技で新境地を開拓した。
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マイク・ミルズ監督が捉えた、子供たちの目に映る風景と未来
自身の子供をお風呂に入れている時に着想を得て、監督・脚本を手がけたのは、クリエイターからも絶大な支持を得ているマルチアーティストのマイク・ミルズ。『ムーンライト』(2016年)『レディ・バード』(2017年)『ミッドサマー』(2019年)など話題作を世に送り出し、まさに飛ぶ鳥を落とす勢いの映画会社A24と『20センチュリー・ウーマン』(2016年)に続く2度目のタッグが実現した。
『人生はビギナーズ』(2010年)など、身近にいる大切な人をテーマに描き続けてきたミルズだが、本作では実際にインタビュー取材した全米各地の9〜14歳の子どもたちの“生の声”も挿入。「今、現実社会で起こっていること」を生々しくもパワフルに伝え、「すべての大人は子供と彼らの未来に責任がある」という強いメッセージを発している。オリヴィア・コールマン主演『女王陛下のお気に入り』(2018年)でアカデミー賞候補となった撮影監督ロビー・ライアンが手がけるモノクロの映像美、米人気ロックバンド、ザ・ナショナルのアーロン・デスナーとブライス・デスナーがサウンドトラックを担当。気鋭クリエイターの結集にも注目が集まる。
このたび解禁となった日本版予告編は、クロード・ドビュッシーの「月の光」のメロディーにのせて、NYで一人暮らしをするジョニーが9歳の甥ジェシーを預かるシーンから始まる。ジェシーの大人びた発言や、街中で突然姿をくらます行動などにジョニーは振り回されてばかり。バスに飛び乗ったジェシーを無事見つけ安堵して抱きしめるジョニー、「伯父さんはバカの中で一番バカだよ」という親しげな会話から、徐々に2人の距離が縮まっていく様子が伝わる。そして子供としてではなく、一人の人間として「ちゃんと対応したい」とジェシーに向き合うジョニーの姿や、未来について語るジェシーなど、一緒に過ごした想定外の日々を通じて、二人がどのように変わっていくのか期待が膨らむ予告編となっている。
ホアキン・フェニックス演じる叔父ジョニーがエキセントリックな甥ジェシーから学ぶ大切なこととは——。
心温まるヒューマンドラマの最新作『カモン カモン』は、2022年4月22日(金)よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国ロードショー。
『カモン カモン』
NYでラジオジャーナリストとして1人で暮らすジョニーは、妹から頼まれ、9歳の甥・ジェシーの面倒を数日間みることに。LAの妹の家で突然始まった共同生活は、戸惑いの連続。好奇心旺盛なジェシーは、ジョニーのぎこちない兄妹関係やいまだ独身でいる理由、自分の父親の病気に関する疑問をストレートに投げかけ、ジョニーを困らせる一方で、ジョニーの仕事や録音機材に興味を示し、二人は次第に距離を縮めていく。仕事のためNYに戻ることになったジョニーは、ジェシーを連れて行くことを決めるが……
制作年: | 2021 |
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監督: | |
脚本: | |
音楽: | |
出演: |
2022年4月22日(金)よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国ロードショー