米国現地時間2022年2月7日、2021年の最低映画を決めるゴールデンラズベリー賞(ラジー賞)のノミネートが発表された。ダイアナ妃の人生を描いたブロードウェイミュージカル『ダイアナ:ザ・ミュージカル』が最低作品賞を含む最多9ノミネート。さらに、ブルース・ウィリスのために特別部門が誕生したことが話題を呼んでいるぞ!!
毎年、アカデミー賞授賞式の前夜に最低映画を決める、不名誉な映画賞と名高いラジー賞。今年も、アカデミー賞のノミネートが発表される前日にラジー賞のノミネートが発表された。今回はNetflix版ブロードウェイミュージカル『ダイアナ:ザ・ミュージカル』が最低作品賞を含む最多9ノミネート。2022年秋にディズニープラスで配信予定の『魔法にかけられて』続編作の主演をつとめるエイミー・アダムスが最低主演女優賞と最低助演女優賞のダブルノミネートを獲得、最低助演男優賞には『最後の決闘裁判』のベン・アフレック、『ハウス・オブ・グッチ』のジャレッド・レト、メル・ギブソンがノミネートされた。
ブルース・ウィリスのために名誉ある(⁉︎)特別部門が爆誕‼︎
今年のラジー賞には、ラジー賞の常連であるブルース・ウィリスが2021年に8本の映画に出演したことをたたえるために、特別部門「2021年公開映画で見せたブルース・ウィリスの最低演技賞」が誕生!! 2524年が舞台のSF映画『コズミック・シン』などで8ノミネートを獲得したウィリスは、どう転んでも受賞確実となっている。
ラジー賞は例年通り、アカデミー賞授賞式の開催前日となる日本時間3月27日に発表される。
第42回ラジー賞ノミネート作品
■最低作品賞
『ダイアナ:ザ・ミュージカル』
『インフィニット 無限の記憶』
『カレン(原題)』
『スペース・プレイヤーズ』
『ウーマン・イン・ザ・ウィンドウ』
■最低主演男優賞
スコット・イーストウッド『デンジャラス(原題)』
ロー・ハルトランフ『ダイアナ:ザ・ミュージカル』
レブロン・ジェームズ『スペース・プレイヤーズ』
ベン・プラット『ディア・エヴァン・ハンセン』
マーク・ウォールバーグ『インフィニット 無限の記憶』
■最低主演女優賞
ジーナ・デ・ヴァール『ダイアナ:ザ・ミュージカル』
エイミー・アダムス『ウーマン・イン・ザ・ウィンドウ』
ミーガン・フォックス『ミッドナイト・イン・ザ・スイッチグラス』
タリン・マニング『カレン(原題)』
ルビー・ローズ『ヴァンキッシュ』
■最低助演男優賞
ギャレス・キーガン『ダイアナ:ザ・ミュージカル』
ベン・アフレック『最後の決闘裁判』
ニック・キャノン『ザ・ミスフィッツ』
メル・ギブソン『デンジャラス(原題)』
ジャレッド・レト『ハウス・オブ・グッチ』
■最低助演女優賞
エリン・デイヴィー『ダイアナ:ザ・ミュージカル』
ジュディ・ケイ『ダイアナ:ザ・ミュージカル』
エイミー・アダムス『ディア・エヴァン・ハンセン』
ソフィー・クックソン『インフィニット 無限の記憶』
タリン・マニング『エヴリー・ラスト・ワン・オブ・ゼム(原題)』
■2021年公開映画で見せたブルース・ウィリスの最低演技賞
『アメリカン・シージ(原題)』
『エイペックス(原題)』
『コズミック・シン』
『デッドロック(原題)』
『フォートレス(原題)』
『ミッドナイト・イン・ザ・スイッチグラス』
『アウト・オブ・デス(原題)』
『サバイバル・シティ』
■最低監督賞
クリストファー・アシュレイ『ダイアナ:ザ・ミュージカル』
スティーヴン・チョボスキー『ディア・エヴァン・ハンセン』
コーク・ダニエルズ『カレン(原題)』
レニー・ハーリン『ザ・ミスフィッツ』
ジョー・ライト『ウーマン・イン・ザ・ウィンドウ』
■最低脚本賞
『ダイアナ:ザ・ミュージカル』
『カレン(原題)』
『ザ・ミスフィッツ』
『スティーラーズ』
『ウーマン・イン・ザ・ウィンドウ』
■最低スクリーンカップル賞
『ダイアナ:ザ・ミュージカル』
『スペース・プレイヤーズ』
『ハウス・オブ・グッチ』
『ディア・エヴァン・ハンセン』
『トムとジェリー』
■最低リメイク・パクリ・続編賞
『カレン(原題)』
『スペース・プレイヤーズ』
『トムとジェリー』
『スティーラーズ』
『ウーマン・イン・ザ・ウィンドウ』