「私たちは本当の家族だった」不朽の名作「フルハウス」ダニー役のボブ・サゲット死去 共演者から悲しみの声

人気海外ドラマ「フルハウス」（1987年〜1995年）でダニーを演じた俳優でコメディアンのボブ・サゲットが死去した。65歳だった。「フルハウス」で共演したジェシーおいたん役のジョン・ステイモスらから悲しみの声が寄せられている。

サゲットは「フルハウス」で娘3人を男手ひとつで子育てに奮闘する父親ダニーを演じたことで知られ、スタンドアップコメディアンとしても活躍。現在は、米国内でツアーを開催していた。米フロリダ州オレンジ郡保安官事務所が9日に発表したところによると、滞在先のザ・リッツ・カールトン・オーランド・グランドレイクスの客室の一室で意識のない状態で発見され、その後、死亡が確認された。事件性はないとされている。サゲットは前日の8日に同州ジャクソンビルで公演を行っており、最期のツイートには、同公演が「楽しかった」と投稿していた。サゲットの突然の訃報に、共演者から哀悼の声が相次いでいる。

Loved tonight’s show @PV_ConcertHall in Jacksonville. Appreciative audience. Thanks again to @RealTimWilkins for opening. I had no idea I did a 2 hr set tonight. I’m happily addicted again to this shit. Check https://t.co/nqJyTiiezU for my dates in 2022. pic.twitter.com/pEgFuXxLd3

— bob saget (@bobsaget) January 9, 2022

フルハウスのキャスト「私たちは本当の家族だった」

 

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「フルハウス」のキャストは、追悼のコメントを発表した。

「35年前、私たちはテレビの家族として集まりましたが、本当の家族になりました。そして今、私たちは家族として悲嘆に暮れています。ボブは私たちを泣くまで笑わせてくれました。今、私たちは悲しみとともに、優しくて親切で陽気で大切なボブの美しい思い出に感謝しながら涙を流しています。彼は私たち男性にとっては兄弟であり、私たち女性にとっては父親であり、私たち全員にとって友人でした。ボブ、私たちはあなたを心から愛しています。ボブの名誉のために、ぜひあなたの愛する人を抱きしめてあげてほしいです。ボブほど良いハグをする人はいませんでした。ジョン、デイヴ、キャンディス、ジョディ、ローリ、アンドレア、スコット、ジェフ、アシュリー、メアリー・ケイト」と発表した。

ジェシーおいたん「2度と彼のような友人に出会えない」

I am broken. I am gutted.  I am in complete and utter shock.  I will never ever have another friend like him.  I love you so much Bobby.

— John Stamos (@JohnStamos) January 10, 2022

義理の弟ジェシーを演じ、現在もサゲットと交流があった俳優のジョン・ステイモスは「私は打ちひしがれており、完全にショックを受けています。もう二度と、彼のような友人には出会えないでしょう。ボビーのことを愛しています」と追悼。

ジョーイおじさん「心が壊れてしまった」

My heart is broken. I love you, Bob. Your forever brother, Dave.

— Dave Coulier (@DaveCoulier) January 10, 2022

ダニーの親友で、ともに娘たちを一緒に育ててくれたジョーイおじさんを演じたデイヴ・クーリエは「私の心は壊れてしまった。ボブ、愛してるよ。君の永遠の兄弟、デイヴ」と綴った。

長女のD.J.「人生で出会った人の中でもっとも素晴らしい人」

I don’t know what to say 💔. I have no words. Bob was one of the best humans beings I’ve ever known in my life. I loved him so much.

— Candace Cameron Bure (@candacecbure) January 10, 2022

ダニーの娘であり、タナー家の長女D.J.を演じたキャンディス・キャメロンは「なんと言えばいいのか分かりません。言葉も出ません。ボブは、私が人生で出会った人の中でもっとも素晴らしい人の1人でした。私は彼をとても愛していました」と追悼した。

次女ステファニー「いつも“僕の方が愛しているよ”と言ってくれた」

 

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タナー家の次女ステファニーを演じたジョディ・スウィーティンは「この気持ちを表現するのに、十分な言葉が見つかりません。また、彼がどんな人であったかの一片を捉えるにも十分ではありません。ひとつだけわかっているのは、私たちはお互いに“愛している”と言う機会を決して逃さなかったということです。メールでも電話でも、あるいは直接会ったときでも、会話の最後には少なくとも3つか4つの愛につまった言葉が交わされていました。そして、彼はたいてい最後に “僕の方が愛しているよ”と言ってくれました。」と思い出を綴った。

「フラーハウス」のラモーナ「本当に悲しい日」

 

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「フルハウス」の続編作「フラーハウス」でラモーナを演じたソニー・ニコール・ブリンガスは「ボブはユーモアがあり、個性的な人でした。そして、思いやりと優しさにあふれている人でした。友人や共演者たち、そして世界中からこれほどまでに愛されている人物と一緒に仕事ができたことは、本当に光栄なことでした。あなたがかけてくれた優しい言葉のひとつひとつに感謝します。あなたの魔法のような家族に私を受け入れてくれてありがとう。安らかに眠ってください、ボブ。」と綴った。

共演者から“本当のパパ”と親しまれていたサゲットのご冥福を、心よりお祈りしたい。