クリステン・スチュワートがダイアナ元英皇太子妃を演じる新作映画『スペンサー(原題)』が、2021年11月に全米公開が決定。このたび、海外予告編が公開された。
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『ジャッキー/ファーストレディ 最後の使命』(2016年)『エマ、愛の罠』(2019年)のパブロ・ララインが監督をつとめる本作。ダイアナ元妃(スチュワート)が、英ノーフォークのサンドリンガム・ハウスで過ごした最後のクリスマス休暇で、チャールズ皇太子(ジャック・ファーシング)と離婚を決意する3日間にせまり、「国民のプリンセス」と親しまれたダイアナ元妃の葛藤や切ない心情が鮮明に描かれる。
製作総指揮は『バチェロレッテ あの子が結婚するなんて!』(2021年)のトム・クインらが手がけ、『蜘蛛の巣を払う女』(2018年)のスティーヴン・ナイトが脚本を執筆した。『シェイプ・オブ・ウォーター』(2017年)のサリー・ホーキンス、『スウィーニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師』(2007年)のティモシー・スポール、『ミッション:インポッシブル』シリーズ(1996年〜)のショーン・ハリスらが共演する。
公開された予告編には、サンドリンガム・ハウスでクリスマスの準備を着々と進める使用人たちが映し出される。終始ダイアナ元妃が苦悩を抱えているような表情を浮かべており、パパラッチが焚くフラッシュを嫌がる姿も。さらには、元妃が洗面所で一人、心を落ち着かせるかのように呼吸を整え、使用人が「みなさんがお待ちです」と元妃を急かす場面も描かれている。予告編の終盤、側近(ホーキンス)が「彼らはすべてを知っているのです」と話し「それは違うわ」と元妃が答える印象的な場面が映し出されている。
スチュワートが語る「最も悲しい物語のひとつ」
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スチュワートは、撮影開始前の米InStyle誌のインタビューで、役作りのために方言指導を受けていることや、ダイアナ元妃の複数の伝記を読み、ダイアナ・スペンサーという人物像の理解に努めたと明かした。その過程で、ダイアナ元妃の人生が生前からどれほど悲劇的であったかを知ることになったという。
「ダイアナ妃の声を知っている人はたくさんいますし、その声はとても個性的で特別なものなので、アクセントにはとても緊張しています。今、役作りのために方言指導を受けています。ダイアナ元妃を知るために、2冊半の伝記を読み終えたので、映画の撮影が始まるまでにすべて読み上げるつもりです。これまでに存在した中で最も悲しい物語のひとつであり、私はただダイアナを演じたいだけではなく、彼女のことを理解したいと思いました。役柄を演じることにここまで興奮したのは久しぶりのことでした。」と語った。
ラライン監督は米Deadline誌のインタビューで「本作では彼女の人生のたった3日間の姿を描きますが、そのわずかな時間の中で、彼女がどのような人物であったのか、より広く大きな視点で見ることができます。私たちは彼女の運命や身に起こったことを知っていますが、私たちはその点を言及する必要はありません。私たちは、彼女がどこに行きたいのか、誰になりたいのかを表現できるような親密な空間にとどまることにしたのです。」と明かしている。
予告編が公開されるや否や、スチュワートがダイアナ元妃のアクセントを完全にマスターしていると話題になった本作。『スペンサー(原題)』は、2021年11月に全米公開。日本での公開は未定。
『スペンサー(原題)』
制作年: | 2021 |
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監督: | |
脚本: | |
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