Netflix映画『ボクたちはみんな大人になれなかった』が2021年11月5日(金)より、劇場公開と全世界配信を同日に行うことが発表された!
90年代カルチャー満載! ……元カノに友達申請したことありますか
43歳の男 佐藤が、Facebookで元カノに友達申請してしまう。“間違いなくブス”だったが大好きだった彼女との出会いから別れ、仕事や友達など、90年代に過ごしていたあの日常を描く。
友だちは家へ帰ってしまった。夜通しのリズムも止まってしまった。大空へ帰そう、にぎわう暗闇から涙を拾って。
— Ozawa Kenji 小沢健二 (@iamOzawaKenji) July 31, 2021
『暗闇から』には’92年、24歳のぼくのまじめさがぐずぐずと煮つまっていて、歌っておいて良かった。
この先に『ラブリー』(’94年)がある予感も、微かにだけど、ある。 https://t.co/Lms9piEQLF
原作の著者は73年生まれでテレビ美術制作会社勤務だった「燃え殻」。WEBメディアcakesでの連載からなる「ボクたちはみんな大人になれなかった」で小説デビュー。
世代を超えて共感の声が広まりSNS上で大きく話題を呼んだ。誰もが感じる 切なさや懐かしさが凝縮されたこの物語は、10代や20代からは時代を超えて感情に訴える「エモさ」で話題を呼び、30代や40代からは舞台となっている90年代を代表するミニシアター、渋谷の 街、流行した音楽や映画のタイトルなど当時のカルチャーを懐かしみながら楽しめると様々な年代を 魅了し続けている。あいみょんは、共感 のあまり原作の文庫本にエッセイを寄せている程だ。
映画化にあたり監督を務めたのは森義仁。CM、MVディレクターであり、ドラマ「恋のツキ」に続き、本作を手掛けた。
豪華な出演陣からのコメント
「あの時も、あの場所も、あの人も、すべてがいまの自分に繋がっている。」というコピーと共に、佐藤の人生に大きな影響をもらたした6人の登場人物たちにも注目!
森山未來(佐藤誠)
歳を重ねる中で、どこかに何か落としものをしてしまうことは誰しもが経験すること。何かを落としてしまったことに向き合う、もしくは向き合うことから逃げて、何かしらの折り合いをつけられることを「大人」と呼ぶのだとすれば、この映画の主人公である「ボク」は本当に「大人」にはなれなかったのか。
落としものをしてしまったことによって生まれた痛みを抱え続けるからこそ、人の痛みをわかってあげられる。そのことを「大人」だと呼ぶのだとすれば、「ボク」は「大人」なのかもしれない。
「大人」になるのは悪いことだけではない、と考えていた時間でした。
伊藤沙莉(加藤かおり)
この作品のかおりという女性は
正直、今までで一番悩み、葛藤と共に
生きた役でした。
佐藤が掴みきれなかった女性が
その状態のまま描かれているということで
本当にヒントが少ない状態だったからです。
だけど、だからこそ、
私なりのかおりを、私なりの答えを
出したいと密かに思っていました。
それを監督や未來さんを始め
皆で意見やアイデアを出し合って
作り上げた時間はとても濃厚なものでした。
この大好きな作品に携われたこと、
かおりを生きれたことは
人間、役者伊藤沙莉にとって
とても貴重で有り難いものだったと思っています。
この作品を沢山の方に観て頂きたいですし、
その沢山の方の胸がギュウってなる気がして
とても楽しみです。
萩原聖人(三好英明)
大人になりたくてもなれない人、大人になりたくないのになってしまった人、そんな人達が集まって作った作品なんだと思います。
だから、なろうがなるまいがどっちでもいいんです。
そう言うことです。
僕自身はどっちかよく分かりませんが、作中に生きてる人達もきっとそうです。
そう言うことなんです。
大島優子(石田恵)
“あの時のあなた”は、切り取った一枚のポストカードのように記憶に残り、思い出に変わっていく。
“あの時の感情”は、身体に刻みこまれているかのように、鮮明に想い出す。
現在はやがて過去になり、普通に歩んでいく。
東出昌大(関口賢太)
もう10年以上会っていない友人との最後の挨拶は「さようなら」じゃなく「またね」だったように思う。
歪で曖昧で、劇的でもないけれど、過ぎ去った掛替えのない日々を愛でる映画になっていると思います。
SUMIRE(スー)
本作の台本を読んで、想っている人と実らなかったり仲間といる楽しさ、青春というモノを思い出しました。
そんな昔を懐かしむ自分がいたことで、シーンの中ではスー役としても甘酸っぱい思い出や人と人とのつながり、思いやりをより強く感じられた作品です。
どこかに自分を重ねたり、あるいは懐かしい気持ちになるシーンがあると思うので、観ていただく皆さんにとって心温まる作品でありますように。
篠原篤(七瀬俊彦)
七瀬の抱いた感懐とその眼差しは、僕にも覚えがあるものでした。
どうしようもなくて、照れ臭くて、嬉しくて、苦しくて、不安や孤独がいっぱいに詰まったごった煮みたいなあの想いが、今となってはとても愛おしいです。
『ボクたちはみんな大人になれなかった』は11月5日(金)より、シネマート新宿、池袋シネマ・ロサ、アップリンク吉祥寺ほかロードショー&NETFLIX全世界配信開始!