『シャイニング』(1980年)『IT/イット』(1990年)など多くの名作ホラー映画の生み出した作家スティーヴン・キング。“ホラーの帝王”と呼ばれるキングにも、実はあまりにも怖すぎて最後まで観ることができなかったホラー映画があることが明らかになった!一体その映画とは……⁉︎
数々のホラー小説を手がけるキングは、『ショーシャンクの空に』(1994年)や『グリーンマイル』(1999年)、『スタンド・バイ・ミー』(1986年)など心を打つヒューマンドラマも執筆する多彩な作家として知られる。
キングは、米ドレッドセントラルのインタビューで、公開当時「ホントに怖い」と話題になり、世界中でブームを巻き起こした『ブレア・ウィッチ・プロジェクト』(1999年)は最後まで観ることができなかったと明かした。キングはその頃、ミニバンにはねられる自動車事故に遭ったばかりで入院中だったという。
「初めて『ブレア・ウィッチ・プロジェクト』を見たのは、事故で入院していたときだ。息子がVHSテープを持ってきて、これは観た方がいいと言ったんだ。でも観ている途中で『怖すぎるから消してくれ』と言ったんだけどね。」とキングは明かした。
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キングは、自身が出版した批評本「死の舞踏」復刊で新たに執筆したエッセイ「恐怖とはーー2010年版へのまえがき」で、『ブレア・ウィッチ・プロジェクト』への愛を語っている。
「『ブレア・ウィッチ・プロジェクト』についてひとつ言えることは、あたかも本物であるかのように感じられるということだ。まるで、生き埋めになったと思って泣きながら起きたら、猫がベッドに飛び乗って自分の胸の上で寝ていたというような、最悪の悪夢のようなものだ。」と記している。
ホラーの帝王のキングをビビらせた『ブレア・ウィッチ・プロジェクト』をこの機に観てみるのはいかがだろうか。