『ハリー・ポッター』(2001~2011年)シリーズでルーナ・ラブグッドを演じたイヴァナ・リンチが、映画化して欲しかったルーナのお気に入りシーンを語った。原作の大ファンである彼女が、作品のために製作者に申し出た超凄いオファーも明かしているぞ!
同シリーズで独特の雰囲気を放った“不思議ちゃん”こと、ルーナ・ラブグッドを演じたリンチは、原作「ハリー・ポッター」シリーズの熱狂的なファンとして知られる。そんな彼女が映画化して欲しかった原作でのお気に入りシーンは、「ハリー・ポッターと謎のプリンス」のホグワーツ特急車内で、ルーナがハリー・ポッター(ダニエル・ラドクリフ)と会話をする場面だという。
「ルーナがハリーに話しかけて『みんなは、あなたが私たちと友達になることを期待しているのではなくて、もっとクールな友達を持つことを期待しているのよ』というようなことを言うの。ハリーが『君はクールだよ』と答えて、ルーナは『あら、ありがとう、それは本当に素敵なことだわ』と話すのよ。」と話した。
リンチは、この会話がルーナの繊細な面を表していると同時に、他人にどう思われようと気にしない芯の強さを見てとれる点が気に入っていたと話す。
「私にとってその会話の場面はとても重要だと思えた。ルーナは心が安らかな女性で、何があっても自分自身を受け入れることができる。友達のことを大切に思っているの。彼女は本当に優しい心を持っているのよ。」とリンチは語った。
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映画ではロンとルーナの関係性をもっと描いて欲しかった⁉︎
リンチは、ルーナが密かに想いを寄せるロン・ウィーズリー(ルパート・グリント)とのシーンをもっと映画で描いて欲しかったと語り、2人の印象的なシーンとして、原作「ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団」で、ロンが「僕が罰則を受けたのはヒヒの尻に似ているから」とジョークを言ったとき、当時シリーズ初登場だったルーナが誰よりも大笑いをしてしまい、周りの人たちが気まずくなってしまうシーンを挙げた。
「誰もが『この人、一体どうしちゃったんだろう?』と思う場面だった。ルーナの不器用な面にはとても共感でき、きっと私でも笑ってしまうと思う。とても楽しいでしょうね。ロンとルーナの関係は非常に興味深くて、ロンはいつもルーナをバカにしているけれど、たまに『ああ、彼女はそんなに悪くない』と思う瞬間がある。それはきっと、ルーナがロンに魅力を感じているからだと思う。私はただ、ロンとルーナの場面をもっと映画で描いて欲しかった。」と話した。
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ダンブルドアの葬儀シーンのために「私の給料の一部を使って」‼︎
リンチは『ハリー・ポッターと謎のプリンス』(2009年)でダンブルドアの葬儀シーンについて語り、壮大な葬式を実現するために、製作のデヴィッド・ハイマンに自分の給料をカットするよう申し出たことがあると明かした。
「ダンブルドアの葬儀は本当に悲しいものだった。原作では、ダンブルドアは人魚やケンタウロスを従えていて、魔法界全体が一体となってダンブルドアを見送っていた。ファンとしてデヴィッド・ハイマンのオフィスに出向いたこともあるわ。私は『その価値があると思うから、私の給料の一部を使ってほしい』と申し出たの。するとデヴィッドは『それではカバーできないよ』と答えたの。」と明かした。
ハリー・ポッターからファンタスティック・ビーストへと物語が語り継がれている「魔法ワールド」シリーズ。「ファンタビ」シリーズ最新作『ファンタスティック・ビースト3(仮題)』は、ゲラート・グリンデルバルド役にマッツ・ミケルセンを迎え、2022年全米公開予定だ。続報を待ちたい。