2018年に劇場公開され全世界興行収入940億円を超える大ヒットを記録したトム・ハーディ主演『ヴェノム』。続編最新作『ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ』が、2021年に劇場公開されることが決定! このたび、予告映像と海外版ポスターが解禁された。気になる本作の舞台や登場人物を徹底解剖したい!
本作は前作『ヴェノム』の1年半後が舞台!
この度公開された予告編では、エディ・ブロック(トム・ハーディ)と一体化したヴェノムが朝食を作る姿が映し出され、いまだに共存を模索している模様だ。もしかしたら前作からあまり時間が経っていないのでは……と思える姿だが、アンディ・サーキス監督へのIGNのインタビューによると、本作は前作『ヴェノム』から1年半後が舞台だという。
サーキスは「彼ら(エディとヴェノム)は前作から1年半ほどずっと一緒にいるんだ。」明かす。
本作ではスパイダーマンが存在しない設定⁉︎
スパイダーマンの宿敵であり、マーベル史上最も残虐な悪<ダークヒーロー>と呼び声が高いヴェノム。サーキスは、本作がスパイダーマンやMCUとは別の独自の世界で物語が進んでいくことを明かしている。
「ヴェノムとスパイダーマン、そしてマーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)とスパイダーマンの物語には、明らかに関連性がある。でも私たちは本作を、エディとヴェノム自身の世界についての話だと考えているんだ。彼はスパイダーマンやそれらの世界に気づいていないし、この時点ではスパイダーマンのような他のキャラクターのことも意識していない。本作ではこんな演出をしたけど、さて、その先はどうなるかな?」とサーキスは語った。
ヴェノムと凶悪ヴィラン・カーネイジが対峙⁉︎
マーベル・コミックでは、ヴェノムを凌駕する圧倒的な戦闘能力をもち、『スパイダーマン』シリーズ髄一の凶悪ヴィランとして描かれているカーネイジ。そのキャラクターはこれまで謎に包まれていたが、このたび公開された予告編では、連続殺人鬼クレタス・キャサディ(ウディ・ハレルソン)が変貌したカーネイジの姿が初解禁された。
長い手足とつるで地元の警察相手に猛攻撃する姿からは、凶暴でとても強力な存在であることが見て取れる。そして予告編の終盤には、教会のステンドグラスの前に立ちはだかるカーネイジの姿が。教会といえば、オルガンなどの楽器が置かれているはずだ。ヴェノムとカーネイジは特定の周波音が弱点なことから、ヴェノムとの戦いを予感させるものになっているのだ!
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シュリークは心の傷を抱えた女性ヴィラン⁉︎
本作には、ナオミ・ハリスが演じる女性ヴィラン・シュリークが登場。予告編では、レイブンクロフト監獄の独房に閉じ込められ、怯えたようにうずくまっているシュリークの姿がとらえられている。マーベルコミックでは、彼女はクレタスの愛人、そしてともに殺人をするパートナーとして描かれており、彼女も厄介な存在になることは間違いなさそうだ。サーキスは、シュリークを心の傷を抱えたヴィランとして描いたことを明かしている。
サーキスは「シュリークは傷ついた魂を持っていて、子供時代に大変な苦しみを味わった。しかし、彼女には本当の意味での弱さがあり、多くの痛みを抱えている。彼女は危険でもあり、彼女なりの公正さや正義感を持っている。その一線を越えたとき、彼女には非常に危険でダークな側面が見えてくると思う。それが、私たちがこのキャラクターでやりたかったことだ。」と語っている。
最強シンビオート・トキシンが登場⁉︎
本作には、ヴェノムやカーネイジのほかに最強と呼ばれるシンビオート(共生体)・トキシンが登場することが明らかになった。予告編では、トキシンの最初の宿主である警察官パトリック・マリガン(スティーヴン・グレアム)が登場し、彼の背後から「人を食べない」というルールを破ろうとしているヴェノムの姿がとらえられている。トキシンはカーネイジから分裂したシンビオートで、ヴェノムとカーネイジよりも戦闘力が高い。その活躍が期待されているぞ!
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予告編に登場する新聞にアベンジャーズの文字⁉︎
予告編には、パトリック・マリガンがデイリー・ビューグル紙を読むシーンが盛り込まれている。デイリー・ビューグル紙といえば、MCUに登場するゆかりのあるタブロイド紙だ。紙面のロゴがサム・ライミ監督の『スパイダーマン』シリーズ(2002年〜2007年)に登場するものと同じデザインであることや、一瞬ではあるが紙面に「アベンジャーズ」の文字が見えるとファンの間でも話題となっており、今後スパイダーマンやMCUとつながっていく可能性をおおいに感じさせてくれるぞ!
アメコミ界のレジェンド、スタン・リーがカメオ出演!?
予告編には、今は亡き偉大なスタン・リーへの感動的なトリビュートが含まれている。エディ・ブロック/ヴェノムが地元のコンビニに行き、店主のチェン夫人(ペギー・ルー)の手伝いをして、レジ横のラックにある雑誌を整理している。そこにある雑誌にはすべてスタン・リーの顔が描かれており、『ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ』製作陣がマーベル・コミックのルーツに敬意を表した。マーベルのファンにとっては、2018年にスタン・リーが亡くなった後もカメオ出演を継続したことは喜ばしいことだ。
『ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ』は、2021年全国ロードショー。
『ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ』
制作年: | 2021 |
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監督: | |
出演: |