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アカデミー賞2部門ノミネート!マッツ主演『アナザーラウンド』最新インタビュー到着! マッツは撮影時に実際にお酒を飲んでいた!?

アカデミー賞2部門ノミネート!マッツ主演『アナザーラウンド』最新インタビュー到着! マッツは撮影時に実際にお酒を飲んでいた!?
IndieWire

第93回アカデミー賞監督賞国際長編映画賞2部門でノミネートされたマッツ・ミケルセン主演最新作『アナザーラウンド』。日本でもついに2021年9月3日(金)より全国公開が決定した。マッツは本作で、とことんお酒に頼ってしまう崖っぷち高校教師を演じる。マッツは酔っ払いの演技について明かし、本作の監督を務めたトマス・ヴィンターベアは、本作を亡き娘に捧げたことを告白した!

https://www.instagram.com/p/CFM-Z5MJN_M/

先日、米IndieWireが、ギレルモ・デル・トロ監督を司会に迎え、本作のQ&Aが開催。デル・トロ監督は、マッツに「酔っ払いを演じるためにどのような準備をしましたか? 映画で酔っぱらいを演じることは俳優にとっても、監督にとっても最も難しいことのひとつだと思いますよ。」と問いかけた。

それに対してマッツは「我々は、順番に撮影することに最善を尽くしました。酔っているだけで何もしていないというシーンもありますが、アルコールを通して“ここには、ある種の自由がある”と感じることもたくさんありました。酔っているかどうかではなく、シーンの中でどれだけ自由でいられるかということが重要だったのです。もちろん口を滑らせたり、手が不規則に動いたりすることもありますが、それを見ている人にとっては、酔っぱらっているのではなく自由に見えるかもしれません。それが我々にとって重要なことでした。彼らは常に倒れているだけではなかったのです。」と語る。

https://www.instagram.com/p/CFZsw3tpxRl/

2020年のインタビューで、本作の撮影中は絶対にお酒を飲まないと決めていたと語っていたマッツ。だが、酔っ払いの演技を追求するために、実際には撮影前にお酒を飲むことがあったことを告白。「我々は、ちょっとしたブートキャンプをしたんです。酔っ払うということがどういうものか知らなかったからではないですよ。グラス2杯、グラス4杯、グラス6杯の違いは何かを確認するためでした。」と明かした。そのおかげで、いつも少しだけ酔っているような演技をすることが出来たという。

「観客に酔っているという印象を与えないような演技をしていました。酔っぱらっている事を隠したんです。それは、俳優としてのルールだと思います。しっかりと集中して、少し体がかたいように歩き、少しゆっくり話すことで、うっかり酔っていることが明らかになってしまう。我々は、人目を気にしない酔っ払いのレベルを“ロシアンレベル”と呼んでいました。」とマッツは明かした。

ヴィンターベア監督、ノミネート発表で飛び上がる姿が激写される!

米国現地時間2021年3月15日(月)に行われたアカデミー監督賞のノミネート発表では、自分の名前が呼ばれた瞬間に飛び上がり、周囲にいる関係者にハグするヴィンターベア監督の姿が捉えられた!

https://twitter.com/mouthofbIood/status/1371490523190595596

娘が撮影中に交通事故死…『アナザー・ラウンド』は亡き娘に捧げるために制作!

ヴィンターベア監督は、本作の撮影を始めて4日目に、出演予定だった娘のアイダさんを交通事故で亡くすという悲劇に見舞われていた。当初、ヴィンターベア監督は、娘の死から立ち直れないままでは撮影は続けられないと思っていたという。しかし、娘のために映画を作りあげることが唯一意味のある事だったと明かした。

「本作が受けたすべての賞賛と愛は、非常に特別な意味を持っています。娘はきっとどこかで拍手し、この作品を大いに楽しんだことでしょう。2部門でのノミネートは、大きなサプライズでした。私たちは国際長編映画賞でのノミネートを熱望していたので、実現したときにはとてもほっとしましたし、嬉しかったです。しかし、もう一つの監督賞でのノミネートは突然のことで、本当に圧倒されました。人を高め、陽気にさせ、素晴らしい決断をさせる社会的に認められた酒が、人を殺し、家族を崩壊させるものでもあることにすぐに気づいたんです。私たちは、アルコールの全領域を探求する映画を作りたかったのですが、ただそこに存在するのではなく、生きるということや、人生を肯定する映画を作りたかったのです。」と語った。

また、娘の死後に精神科医や家族に相談した結果、この映画を完成させることが生きていく目的になるだろうという意見で一致したことを監督は明かした。

「娘は、このプロジェクトが終わることを悲しんでいるだろうし、娘のためにこの映画を作ることが、唯一意味のあることだということで意見が一致したんだ。映画を制作することで、私を狂気から遠ざけてくれたのだと思います。」

ヴィンターベア監督の亡き娘への想いが詰まった最新作『アナザーラウンド』は、2021年9月3日(金)より新宿武蔵野館、ヒューマントラストシネマ有楽町、渋谷シネクイントほかにて全国公開。

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