CS映画専門チャンネル「ムービープラス」で、世代を超えて愛されている映画を副音声解説付で放送する新企画「副音声でムービー・トーク!」がスタートする。2021年1月18日(月)21時放送『エクソシスト【ディレクターズ・カット版】』を皮切りに、毎月1本、世代を超えて愛されている作品を厳選し、副音声解説で作品の見どころやウラ話などを交えてディープなトークが展開される。
副音声解説を担当するのは、雑誌「映画秘宝」で活躍中の人気映画ライターグループ「映画木っ端微塵(こっぱみじん)」クルーの多田遠志(とおし)、てらさわホーク、高橋ターヤン!3人は「映画木っ端微塵」クルーとして、毎月1回程度、LOFT系列開催によるオンラインイベント「木っ端微塵映画祭」を開催し、各ジャンルの映画をワイワイ言いながら見て語るイベントを開催中。
https://www.youtube.com/watch?v=iRVDecNQS_A&feature=emb_title
<「映画木っ端微塵」クルーからコメント>
多田遠志
海外では1本の映画で「音楽だけ」「脚本だけ」と、複数の音声解説が存在しますが、日本にはまだ「音声解説文化」がない。これを機に日本でも映画の副音声解説の存在に気付いてもらいたいですね。
そして、DVDに収録されている副音声だと、映画製作側の一方的な意見になるけれど、我々はフラットに全体をみて一番面白いところを話していこうと心がけています。見ている方に少しでも「引っかかり」や「気付き」があればいいなと思います。
てらさわホーク
我々フリーライターには一切しがらみがないし、怖いものも何もない(笑)。だから、映画製作側を忖度せずに自由に発言できるのが強みです。
カルト映画だと熱狂的なファンがしゃべっているだけの副音声もあるんですけど、この企画はそれに近くて「ファン目線」で話しています。『エクソシスト』はつい見ながら「こえー」って口にでてしまいましたね。何度見ても怖いものは怖い。でもそれも視聴者の気持ちに共感していることになるかなと。見ている方の心に寄り添っていこうと思います。
高橋ターヤン
我々のイベントのときは予告編や見せたいシーンを切りとって話しているのだけど、今回のように映画全体を通して話すことはまたそれとは違って面白いし、反面、その「間」を埋めていくことも考えなければならない難しさもありましたね。
この番組は、映画に詳しい友人と一緒に観ている感覚で楽しんでほしいと思います。実は全然知らないおっさんたちなんですけどね(笑)。
■放送情報
<1月>
『エクソシスト【ディレクターズ・カット版】』(1973年:アメリカ)2021年1月18日(月)21:00~ほか
1970年代に一大ブームを巻き起こしたオカルト映画のディレクターズ・カット版。12歳の少女に取り憑いた悪魔と、悪魔払い師=エクソシストの恐怖の戦いを描く。
監督:ウィリアム・フリードキン 出演:エレン・バースティン/マックス・フォン・シドー/リンダ・ブレア
★副音声の聞きどころ★
終始不穏な空気が漂う本作。そんな雰囲気を生み出す謎の音の正体やフリードキン監督の独自の演出、劇場公開版とディレクターズ・カット版の違いなど知られざる裏ネタをたっぷり解説。
<2月>
『コブラ』 (1986年:米)2021年2月15日(月)21:00~ほか
シルヴェスター・スタローンが主演を務めたバイオレンス・アクション。凶悪殺人集団と戦うはみだし刑事“コブラ”の活躍を描く。
監督:ジョージ・P・コスマトス 出演:シルヴェスター・スタローン/ブリジット・ニールセン
★副音声の聞きどころ★
主人公コブレッティの名前のルーツから絶頂期スタローンの撮影秘話や愛用の銃ネタまで、80年代アクション映画あるあるを交えて語ります。
<3月>
『イレイザー』(1996年:米)2021年3月15日(月)21:00~ほか ※予定
重大事件の証人の安全を守るため、彼らの過去を消し去る政府特別情報局員の活躍を描くサスペンス・アクション。
監督:チャック・ラッセル 出演:アーノルド・シュワルツェネッガー/ヴァネッサ・ウィリアムズ
★副音声の聞きどころ★
日本初の本格シュワルツェネッガー研究書を執筆した、てらさわホークのシュワちゃん愛が冴えわたる回。シュワちゃんの出演作からターニングポイントとなった本作について語るほか、名シーンのシュワvsワニの裏話も!