イギリスが生んだ伝説的ロックスター、デヴィッド・ボウイの伝記映画『スターダスト(原題)』の予告編が公開された。
本作では、若きボウイがさまざまな葛藤を乗り越え、ボウイの象徴となったキャラクター「ジギー・スターダスト」が誕生するまでの道のりが描かれる。1972年に発売されたアルバム「ジギー・スターダスト」は、異星からやってきたバイセクシャルで中性的なロックスター「ジギー・スターダスト」を収録曲で見事に体現した。ボウイにとってキャリアの大きな転機となり、世界的にボウイの名を知らしめた最高傑作のひとつだ。
このたび公開された予告編では、1971年、アメリカではまだまだ無名の24歳のボウイが初めて渡米し、前作「スペイス・オディティ」が、アメリカでは奇妙すぎて受け入れられていない「失敗作」と評価されている事実を突きつけられるところから始まる。「自分のことを知ってもらいたい」そう強く願うボウイは、マーキュリー・レコードの広報担当ロン・オバーマンとともに主要都市を巡るプロモーション・ツアーに出るのだった―。
In celebration of both Space Oddity’s 50th anniversary and the release of the @Tonuspomus's 2019 Mix of both the Space Oddity LP and single, Nacho has synced the new full length mix to the original Hits A GoGo broadcast live from Zurich, 3rd November, 1969 https://t.co/G6a0rG5iGj pic.twitter.com/CYERHA12IG
— David Bowie Official (@DavidBowieReal) November 18, 2019
監督は『背徳の預言者 ウォレン・ジェフス』(2014年)のガブリエル・レンジがつとめ、『ヘルレイザー』シリーズ(1987年〜1992年)のクリストファー・フィッグらが製作総指揮をつとめる。ボウイを演じるのは、ロックバンド「ジョニー・フリン&ザ・サセックス・ウィット」のシンガー・ソングライターであり、役者として舞台や映画で活躍中のジョニー・フリン。オバーマンを『ジョーカー』(2019年)のマーク・マロンが演じる。ほかにも、ボウイのギタリストであるミック・ロンソン役に『ザ・ヴォイド』(2016年)のアーロン・プール、ボウイの元妻アンジー役に『ハンガー・ゲーム』シリーズ(2012年〜2015年)のジェナ・マローンらが出演する。
本作の撮影は2019年7月にトロントとアメリカで行われ、製作は2019年9月に終了している。当初、2020年4月にトライベッカ映画祭でプレミア上映される予定だったが、新型コロナウイルス感染拡大のため開催中止となっていた。
『スターダスト(原題)』は2020年11月25日(水)より全米で劇場公開されるとともに、オンデマンド配信を開始する。日本での公開は未定。