『アベンジャーズ/エンド・ゲーム』(2019年)『タイラー・レイク -命の奪還-』(2020年)のルッソ兄弟が監督、トム・ホランド主演の最新作『チェリー(原題)』が動画配信サービスAppleTV+で配信されることが明らかになった。米Appleが約42億円を投じて世界配給権を獲得したと、米Deadline誌が報じている。
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作品は原作者の過酷な戦争体験がもとに
アメリカ人作家ニコ・ウォーカーのベストセラー小説を映画化した本作。平凡な大学生だった主人公ニコはイラク戦争で陸軍衛生兵となり、戦争で暴力と殺戮を目の当たりにする。PTSDという診断がなされないまま帰国した彼は、アヘン薬のオキシコンチンを処方され、次第にヘロインに移行し中毒になっていく。そして、借金を返済するために銀行強盗に手を染めてしまう。戦争から英雄として戻ってきた彼が犯罪者になり、破滅の道を歩むという、作者の実話を描いた作品だ。
本作の脚本はHuluオリジナルドラマ『THE PATH/ザ・パス』(2016年〜2018年)のジェシカ・ゴールドバーグと『V』シリーズ(2009年~2010年)のアンジェラ・ルッソ・オトストットがつとめる。出演者はホランドのほか、主人公ニコの妻を演じるのはシアラ・ブラヴォ、『ミッドサマー』(2019年)のジャック・レイナー、『レヴェナント:蘇えりし者』(2015年)のフォレスト・グッドラック、『カンペキ・ボーイ』(2014年)のケリー・バーグランド、ジェフリー・ウォールバーグ(俳優マーク・ウォールバーグの甥!)、マイケル・ガンドルフィーニ(俳優ジェームズ・ガンドルフィーニの息子!)、『トランスフォーマー/ロストエイジ』(2014年)のトーマス・レノンら豪華布陣。
ルッソ監督、ホランドの演技はオスカー級と太鼓判!
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監督のジョー・ルッソはインタビューで、本作でのホランドの演技を「オスカーに値する演技」と称賛している。
「トムは本当に素晴らしい演技をしていると思う。彼は心を痛めるような演技をしているんだ。感情的にも肉体的にも彼自身に課したその演技は信じられないほど素晴らしいよ。このような役柄を演じる俳優を見るのは久しぶりだ。この映画は10年の歳月を経て、壮大な演技で完成している。アカデミー賞で話題になることを願っているよ。」とジョーは明かした。
『チェリー(原題)』は2021年初頭にAppleTV+で配信予定。
『チェリー(原題)』
制作年: | 2021 |
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監督: | |
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