キアヌ・リーヴス主演『ジョン・ウィック』シリーズ(2014年〜)の監督と脚本を手がけたチャド・スタエルスキとデレク・コルスタッドが、ウォンビン主演『アジョシ』(2010年)のリメイクを製作することが明らかになった。
米Deadline誌によると、コルスタッドはすでにリメイク版の脚本を完成させており、スタエルスキは製作にかかわるものの監督はつとめないとのことだ。現在のところ、監督は決まっておらず、キャストも明らかになっていない。
オリジナル版『アジョシ』では、元特殊部隊要員のチャ・テシク(ウォンビン)が、唯一彼を「アジョシ(おじさん)」と呼び慕う少女チョン・ソミ(キム・セロン)が母親とともに麻薬組織に誘拐されたことをきっかけに、テシクがひとり巨大組織に戦いを挑む姿が描かれた。韓国国内で2010年度の興行収入1位を記録し、主演のウォンビンが「韓国のアカデミー賞」といわれる大鐘賞で主演男優賞と人気男優賞をW受賞した作品だ。
その当時の韓流ブームの火付け役のひとりとなったウォンビンは、『アジョシ』から2020年までCMや広告モデルを中心に活動しており、10年もの間、映画やドラマに出演していない。先日、自身が広告モデルをつとめるメンズファッションブランド「OLZEN」主催のオンラインサイン会を開催し、元気な姿を見せている(イケメンぶりは健在!)。
『アジョシ』で少女チョン・ソミを演じたキム・セロンはその演技力が評価され、第8回大韓民国映画大賞・新人女優賞を最年少で受賞。今年20歳となった彼女は、現在も女優として第一線で活動し、マブリー主演の『守護教師』(2018年)に生徒役で出演したり、音楽番組「ショー!K-POPの中心」のMCをつとめるなど、活躍の幅を着々と広げている。
https://www.instagram.com/p/B5KlSbmgjMx/