米Netflixは、配信開始から4週間で最も視聴されたオリジナル映画ベスト10を発表したと、経済・ビジネスサイトのブルームバーグが報じた。配信直後の4週間の視聴数は視聴回数の大部分を占めるとされている。Netflixがオリジナル映画のトップ10を発表したのは今回が初めて。ランキングには今年話題となったあの作品や、マイケル・ベイ監督とマーティン・スコセッシ監督作品を含んでいる。視聴者から最も関心を集めた10作とは? こちらでご紹介したい。
第1位 『タイラ ー・レイク -命の奪還-』 :9900万回視聴
見事トップを飾った作品は、『マイティ・ソー』『アベンジャーズ』シリーズのソー役でおなじみのクリス・ヘムズワースが主演を務めるサバイバルアクション大作『タイラ ー・レイク -命の奪還-』だ。プロデューサーは『アベンジャーズ』シリーズの人気をけん引し続けたルッソ兄弟。2020年4月公開から4週間で、約9900万回の視聴回数を記録している。
第2位『バード・ボックス』: 8900万回視聴
2018年の年末にインターネット上でセンセーションを巻き起こしたサンドラ・ブロック主演のサバイバル・スリラー『バード・ボックス』が、公開後の4週間で約8,900万回の視聴回数を記録し2位にランクイン。1位と2位には、1000万回以上の大きな開きが生まれる結果となった。
現在『タイラ ー・レイク -命の奪還-』と『バード・ボックス』は続編が開発段階にあると報じられており、両作品の人気を考慮すれば当然といえよう。
第3位『スペンサー・コンフィデンシャル』:8500万回視聴
『ローン・サバイバー』(2013年)など、これまでも何度もタッグを組んでいる黄金コンビのピーター・バーグ監督、マーク・ウォールバーグ主演のアクション・コメディ『スペンサー・コンフィデンシャル』(2020年)は、ラッパーのポスト・マローンが出演して話題に。こちらは8500万回再生で3位となった。
第4位『6アンダーグラウンド』: 8300万回視聴
主演のライアン・レイノルズが「マイケル・ベイ史上、最もマイケル・ベイ作品」と太鼓判を押した、超ド派手アクション大作『6アンダーグラウンド』(2019年)は、8300万回で4位にランクイン。
第5位『マーダー・ミステリー』(2019年): 7300万回
人気ラブコメ『ウソツキは結婚のはじまり』(2011年)のアダム・サンドラーとジェニファー・アニストンが再共演して話題になった爆笑推理コメディ。
6位以下にはアカデミー賞ノミネート作品も登場!
またその他の注目作として、第92回アカデミー賞で監督賞や作品賞など9部門で10ノミネートされたマーティン・スコセッシ監督の『アイリッシュマン』(2019年)もランクイン。約160億円費やしたというロバート・デ・ニーロ主演の本作は、公開から4週間で6400万回の視聴回数を記録した。
第6位 『アイリッシュマン』: 6400万回
ロバート・デ・ニーロ主演、マーティン・スコセッシ監督のギャング映画
第7位『トリプル・フロンティア』(2019年): 6300万回
ベン・アフレック主演のアクション映画
第8位 『僕のミッシー』(2020年) :5900万回
デヴィッド・スペード主演のコメディ映画
第9位『ザ・プラットフォーム(原題)』(2019年): 5600万回
イバン・マサゲ主演、スペイン発のSFホラー映画
第10位 『パーフェクト・デート』(2019年) :4800万回
ノア・センティネオ主演、ロマンティック・コメディ
米Netflixオリジナル映画部門のチーフをつとめるスコット・ステューバー氏は「今回のランキングに入った作品のほとんどは過去12ヶ月に配信を開始した作品であり、さらに今後リリースされる新作はより多くの視聴者を獲得するだろう」とコメント。
この先もNetflixからさまざまな話題作が提供されることを期待したい。