マッツ・ミケルセン主演の海外ドラマ『ハンニバル』(2013~2015年)のキャストたちが「Nerdist」の企画により、YouTube上で終結! レクター博士とウィルの関係性や、ファンの二次創作について感想を語ってくれている。
惜しくも2015年にシーズン3で放送終了した本作だが、復活を待ち望むファンの声は多い。今回集まったのは、出演陣からはハンニバル・レクター博士役のマッツ・ミケルセン、ウィル・グレアム役のヒュー・ダンシー、ベデリア・デュ・モーリア役のジリアン・アンダーソン、マーゴ・ヴァージャー役のキャサリン・イザベル、ビヴァリー・カッツ役のヘティエンヌ・パーク、フレデリック・チルトン役のラウル・エスパーザ、アビゲイル・ホッブズ役のケイシー・ロール、ジミー・プライス役のスコット・トンプソン、ブライアン・ゼラー役のアーロン・エイブラムス、アラーナ・ブルーム役のカロリン・ダヴァーナス。製作陣からは、企画・脚本のブライアン・フラー、製作総指揮のマーサ・デ・ラウレンティス、デヴィッド・スレイドら総勢13名が参加した。
📺 Join the Hannibal Reunion. Watch it on YouTube today. 10:00 Pacific Time (PT).
— Mads Mikkelsen Official (@theofficialmads) July 11, 2020
The Nerdist channel:https://t.co/cSJ9DCLxt8
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“iPad”って誰? 天然マッツ、Zoomの自身のユーザー名を“iPad”に設定して登場
企画・脚本のブライアン・フラーが先月Twitterに、『ハンニバル』のオンライン同窓会をZoomで収録したという旨の投稿をしたところ、マッツがユーザー名を“iPad”にしており、そのことに気づいたファンニバル(『ハンニバル』の熱狂的ファンの意)が歓喜。「“iPad”が私のお気に入りの俳優なんだよね」とファンからいじられていた。マッツは女優たちとともにファンニバルにはお馴染みのお花の髪飾りをつけて登場したりと、相変わらずの可愛さ。誰かが話している隙をついての一服姿も披露してくれるので、右上のマッツコーナーから目を離さないように。
https://twitter.com/BryanFuller/status/1276230221360803841
マッツが語る、ドラマ版『ハンニバル』。今までのレクター博士とは違うものでありたかった!
『羊たちの沈黙』(1991年)『ハンニバル』(2001年)のハンニバル・レクター博士というキャラクターの再構築は簡単ではなかったはずだが、マッツは見事に成し遂げた。本人も、過去の作品からインスピレーションを受けつつも、新しいレクター博士を生み出すことが大切だったと明かしている。
「アンソニー・ホプキンスが演じたレクター博士や、原作が好きだったからこそ、私たちはそれとは別のものを作りたかったんだ。私たちは自分たちだけのモンスター、または天使を作りたかった。ただ、(いままでのレクター博士と)差別化するために何か違いを生み出すのではなく、自分たちがやっていることからインスピレーションを受けたいと思ったんだ。 台本を読んだときに、私たちがやっていることはこれまでの作品とは違うことだとすぐに思った。とても生々しかったし、とても美しかったんだ。」とマッツは語る。
📺 "We wanted to make our own monster, or angel as I call him. It’s a tricky thing because you don’t want to separate for the sake of separation, you want to be inspired by what you’re doing.”https://t.co/kuZek8ZKsz pic.twitter.com/ks7zXOTjT0
— Mads Mikkelsen Official (@theofficialmads) July 12, 2020
マッツとヒューが語る、レクター博士とウィルの関係
ヒューは二人の関係性について「彼らの関係は、相互認識が大きな部分を占めている。孤独ではないにしても、人生の中で唯一無二の存在であり続けてきた2人が出会ったことによって、ウィルのユニークな一面が明らかになるんだ。ウィルはおそらくハンニバルの中に、自分自身の最大の秘密を見出しているんだろうね。チェスをするのは自分だけだと思っていたところに、ある日誰かがチェス盤を持って入ってきて、世界全体が変わるような感覚なんだ。」と語った。
https://www.instagram.com/p/aycIiZhrvI/
マッツは「どんな世代の人も共感できると思う。必ず一人、自分のことを見ていて欲しいと思う人がいるけれど、その人はめったに目を合わせてくれない。二人の間には、お互いに“この人に見てもらいたい”という想いがあって、それが素敵なドラマになっていると思う。」と付け加えた。
https://www.instagram.com/p/YOFZkVhrkm/
レクター博士とウィルの危ない関係「ハンニグラム」がシーズン3では意識されていた‼︎
レクター博士とウィルの関係性がファンを熱狂させる大きな要素になっているのは間違いないが、実はシーズン3ではファンの意見が反映され、2人のロマンスが追求されていたと、企画・脚本のブライアン・フラーが明かしてくれた。
「“ハンニバルは俺のことが好きなのか?”という会話のシーンを書いた時点までは、ファンが求めていることを意識していたし、それを大いに楽しんでいたが、原作者のトマス・ハリスや彼が描いたキャラクター、そしてハンニバルを悪魔だと言っていたマッツにも忠実になろうと思うようになっていったんだ。今思えば、それは正しい判断だったと思う。」と語った。
https://www.instagram.com/p/_pNjJfhrl1/
マッツ、アブノーマルな二次創作は気になってチェックしていた‼︎
レクター博士とウィルの2人の関係に注目しているファンは多く、ファンの作った二次創作では、2人のロマンスがBL要素満載で描かれ、“ハンニグラム”と呼ばれて親しまれている。実はマッツは、ファンニバルによる二次創作を「いくつか見ている」と明かしている。
「ほとんどはグラフィックノベルだけど、見たことがあるよ。まったく見たいと思わないのに、気になってしまう自分がいるんだ。私が何を伝えたいか分かると思うけど、ちょっとエロティックで、面白いんだ。」と語った。
マッツは「君たちがいなければここにはいられなかったよ!」とファンに向けた感謝の意とともに動画は締めくくられた。
もしシーズン4があったら、全員のキャストが戻ってくるだろうとほのめかしていたフラー。きっと、レクター博士とウィルの関係ももっと危険な香りが漂っていたに違いない!
https://www.instagram.com/p/CAahKwSpUn4/?igshid=1pbo01gzgqb5
『ハンニバル』
FBIで働く優秀な精神科医ハンニバル・レクター。その仕事は、連続殺人犯の精神を見ることができるという天賦の才能を持ちながら、同時にそれに悩まされている特別調査官ウィル・グレアムを助けることだった。当初はウィルの精神状態を診る役目だったレクターだが、徐々に犯行現場にも立ち会う様になる。捜査でウィルに協力しながら、本性を覗かせていくレクター。善と悪の狭間を彼は歩いていく。
制作年: | 2013 |
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