『イップ・マン』シリーズ(2008年~2019年)の“宇宙最強の男”ドニー・イェンが、犯罪スリラー映画『ゴールデン・エンパイア(原題)』の主演・製作をつとめることが決定した。アメリカとメキシコの両政府の最重要指名手配リストのトップに立つ、悪名高い麻薬王を演じると、米Deadlineが報じている。
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イェンは、 スターライト・メディアのCEOであるピーター・ルオとともに本作を製作し、主にアメリカで撮影される予定とのこと。
本作では、世界で最も成功した多国籍麻薬王の複雑な内面が描かれる。イェンは『追龍』(2020年7月24日より公開) でも実在のギャングスターを演じ、アンディ・ラウと共演。ルオは同作でのイェンの演技をみて、彼こそが『ゴールデン・エンパイア(原題)』の主演の唯一の候補者だと確信したとのこと。
ルオは、「ドニーの才能は疑う余地もない。その才能は、この壮大な物語に命を吹き込むために、想像できるあらゆる方法で生かされるだろうと確信している。アジア、北米、南米大陸にまたがる本作は、アジア人を主演に迎えた初の大規模な麻薬映画であり、世界中の観客を魅了するはずだ。この他に類を見ない魅力的なストーリーを世に出すことは、私たちの使命なんだ。」と語っている。
ルオはまた、イェンと『世界にひとつのプレイブック』(2013年)のプロデューサーで知られるドナ・ジグリオッティとともに、新型コロナウイルスの発生源と言われている中国の都市・武漢を描いたドキュメンタリー映画『武漢!武漢!(原題)』の製作にあたるという。
イェンは昨年2019年にはシリーズ4作目にあたる『イップ・マン 完結』でイップ・マン役を再演、そして、香港映画のみならずハリウッドの長編映画にも出演し、今年2020年9月4日(金)にはディズニー実写映画『ムーラン』の公開が控えている。
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ハリウッド映画の活躍も目覚ましいドニー・イェンが、世界を席巻する日もきっとそう遠くないはず。日本での今後の展開も期待したい!
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