2020年9月に公開がせまるクリストファー・ノーラン監督最新作『TENET テネット』。先日公開された公式のあらすじについて、「読めば読むほど謎を呼ぶ」と話題に。本作に出演するロバート・パティンソンも、初めて本作の脚本を読んだ際、頭ではよく理解できなかったこと、脚本の巧妙さに驚いたことを米Entertainment Weeklyのインタビューで明かしている。
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パティンソンは、2019年初めにロサンゼルスでノーラン監督と会ってから数日後に、極秘とされていた本作について話し合ったあと、実際に脚本を読む機会を与えられたという。「数日してから、ノーラン監督の家の裏にあるスタジオに行ったんだ。その脚本には、タイトルページも何もなかった。」
その独特な脚本を読んで、パティンソンはとても驚いたことを回想している。「ある特定のジャンルになると思って読み進めていると、他のジャンルへと展開していき、その後も『ああ、そうか。こうなるんだな』と思っても、まったく想像つかない別のジャンルに完全に変身してしまうんだ。第一印象は“今までに見たことのない、最高のトリックだ!”と思ったよ。次から次へと、どんどん素晴らしいものになっていって、震え上がるほどだった。この脚本や技術は、まるで手品だ。その巧妙さに驚いたよ。実際の映画化はどうなるんだろう? と思ったけど、基本的な設定が複雑すぎて、まったく理解することができないシーンもあるから、撮影することは不可能だと思った。幸いなことに、僕は全く計画を立てる必要がなかった。ノーラン監督のおかげで、ただ現場に行くだけだったんだ。」
また、ノーラン監督は次のように明かしている。「スパイ映画という目線から、いろいろな方向に飛び出した。刺激的かつ新しい手法で、異なるジャンルを横断していきたいんだ。製作のエマ・トーマスと私は多くの作品を手がけてきたが、本作は間違いなく、今までで一番国際的で、大規模な作品だ。7カ国で、大人数のキャストと大掛かりなセットを使って撮影した。最も野心的な作品であることは間違いないよ。」
『TENET テネット』には、ジョン・デヴィッド・ワシントンをはじめ、『華麗なるギャツビー』(2013年)のエリザベス・デビッキ、『キック・アス』シリーズ(2010年~2013年)のアーロン・テイラー=ジョンソンのほか、マイケル・ケイン、ケネス・ブラナー、マーティン・ドノヴァンらが出演する。
どこまでも謎だらけの本作。いろいろなジャンルが盛り込まれているだけに、あらゆるジャンルの映画ファンにとって楽しいものになるに違いない。
『TENET テネット』は2020年9月18日(金)公開予定
『TENET テネット』
たった一つの言葉“TENET"を武器に、全世界の存続をかけて戦う“主人公"。国際スパイの黄昏の世界を旅し、時間を超えて繰り広げられるミッションに挑む。
タイムトラベルではない。“逆転"。
制作年: | 2020 |
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2020年9月18日(金)公開予定