2020年5月21日にオンラインでウォッチ・パーティーが行われた『チャイルド・プレイ』(1988年)。同シリーズ(1988年〜2017年)の生みの親である脚本家のドン・マンシーニが、自身のSNSを通じて作品の秘話について明かしている。
もともと『チャイルド・プレイ』は違うタイトルだった!
「台本の原題は『BATTERIES NOT INCLUDED』だったんだ。」と、当初、“電池がない”という直球なタイトルがつけられていたことをマンシーニは明かした。
The original title of my script was BATTERIES NOT INCLUDED @SYFYWIRE #syfywirerewind #ChildsPlay @alex_vincent pic.twitter.com/AXX743bIfX
— Don Mancini (@RealDonMancini) May 22, 2020
「でも『BATTERIES NOT INCLUDED』というタイトルは、先にスティーヴン・スピルバーグの映画『ニューヨーク東8番街の奇跡』(1987年)で使われてたんだよね?」というファンの質問に対して、「その通り。1度『BLOOD BUDDY』に変えてから『チャイルド・プレイ』になったんだ。」と2回タイトルを変更していたことを明かした。
correct. Then we changes it to BLOOD BUDDY. Then CHILD'S PLAY
— Don Mancini (@RealDonMancini) May 22, 2020
チャッキーの本名は実在した殺人鬼の名前の組み合わせ!
「チャールズ・リー・レイという名前は、子供時代のデヴィッド・カーシュナー(『チャイルド・プレイ』シリーズの製作者)を怖がらせた3人の実在した殺人鬼の名前からとったんだ。その3人は、チャールズ・マンソン、リー・ハーヴェイ・オズワルド、ジェームズ・アール・レイだ。」
The name CHARLES LEE RAY came from 3 real-life killers that scared David Kirschner as a kid: Charles Manson, Lee Harvey Oswald, James Earl Ray
— Don Mancini (@RealDonMancini) May 22, 2020
息子アンディが泣くシーンはオスカーものの名演!
「(1作目の『チャイルド・プレイ』で)6歳のアレックス・ヴィンセントが演じたアンディが泣くこのシーンはオスカーものだよ! アレックス、裏話を話してくれるかい?」と、息子アンディ役のアレックス・ヴィンセントのTwitterをメンションして、アンディが恐怖に怯え泣いているシーンをマンシーニは投稿。
Six-year-old @alex_vincent deserved an Oscar for this scene! Alex, tell everyone the story behind this @SYFYWIRE #syfywirerewind #ChildsPlay pic.twitter.com/M5iQUdXrhy
— Don Mancini (@RealDonMancini) May 22, 2020
ヴィンセントはマンシーニのツイートへの返信で「撮影中はずっと、泣くシーン自体が怖かったんだ。気持ちが高ぶっていたから、泣くのにそんなに時間がかからなかったよ。面白いエピソードとしては、シーンの途中でフィルムが切れてしまって、フィルムを入れ替えなければならなかったんだけど、その間ずっと泣いてたんだ。演技コーチであるマーグリットには感謝してるよ。」と秘話を明かした。
I feared the crying scene the entire production. I was so worked up, it didn’t take much to get me there. Interesting side note, we ran out of film mid scene, and had to reload. I kept crying the whole change. Credit goes to Margrit, my acting coach #Childsplay #syfywirerewind
— Alex Vincent (@alex_vincent) May 22, 2020
またマンシーニは、チャッキーの撮影風景や(チャッキーの後ろのスタッフのマスクと連動していたとのこと!)、母親カレン・バークレイを演じたキャサリン・ヒックスと息子アンディ役のヴィンセントの現在の姿についても投稿している。
See the guy with the mask? When he moves his jaw, the doll is wired-in to mimic; meanwhile, the puppeteer manipulates the mouth with the joysticks pic.twitter.com/zU6qQwaQw6
— Don Mancini (@RealDonMancini) May 22, 2020
.@alex_vincent and Catherine Hicks are still close! @SYFYWIRE #syfywirerewind #ChildsPlay pic.twitter.com/Fr56cP1VXh
— Don Mancini (@RealDonMancini) May 22, 2020
『チャイルド・プレイ』TVシリーズはストレートなホラー作品になる?
新作の TVシリーズについては現時点で、ガレージセールで売られていたチャッキー人形が静かなアメリカの町に混乱をもたらし、殺人事件が巻き起こり始める……という筋書きだけが明らかになっている。放送日は明らかにされていないが、マンシーニは米SYFY WIRE誌のインタビューで同シリーズについて次のように明かしている。
「何十年にもわたる映画製作の中で、私たちがいつも心がけてきたのは、“絶え間なく変化させる”ことだ。製作するごとに、チャッキーをさまざまなサブジャンルに引き込んでいった。最初のストレートなホラー作品から、クレイジーな風刺コメディへ、そしてまたストレートなホラーに戻ったりね。今回のテレビシリーズでは『チャイルド・プレイ』初期のストレートなホラーを描きたいんだ。ただ、7つの作品と30年以上の歳月をかけて紡いできた物語はいまでも広がり続けているし、皆さんは、新しいキャラクターの登場も楽しみにしてくれていると思いますし、チャッキーだけでなく、他のキャラクターの再登場を期待している人もいるかもしれませんね。過去の名キャラクターたちが登場する可能性はもちろんありますよ!」
また、新シリーズに向けてマンシーニは「続報をお楽しみに!」というメッセージとともにTVシリーズの予告編を公開。(チャッキーの笑い声に注意!)TVシリーズの出来栄えについて、期待が高まる!
https://twitter.com/RealDonMancini/status/1263642073657311232