米映画会社MGMが、『マッドマックス 怒りのデス・ロード』(2015年)のジョージ・ミラー監督最新作『スリー・サウザンド・イヤーズ・オブ・ロンギング(原題)』の北米配給権を獲得した。
ミラー監督最新作となる『スリー・サウザンド・イヤーズ・オブ・ロンギング(原題)』は、イスタンブールへの休暇に行くことを決めた孤独なイギリス人女性の姿が描かれており、願いを3つ叶えてくれるジンが入ったボトルを偶然見つけ、人生を変えるチャンスを得るというファンタジー恋愛映画。
主演は『マイティ・ソー』シリーズ(2011年~)でヘイムダルを演じたイドリス・エルバと、『フィクサー』(2007年)で第80回アカデミー賞助演女優賞を受賞したティルダ・スウィントンが演じる。『マッドマックス 怒りのデス・ロード』(2015年)でミラーとタッグを組んだ、ダグ・ミッチェルがプロデュースを手がけることがわかっている。
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ミラーは、「この映画は、私の心の奥底でずっと煮詰めていました。もし成功させることができれば、とても”おいしい”ものができると思います」と語った。
MGMフィルムグループ会長のマイケル・デ・ルカとMGMフィルムグループ社長のパメラ・アブディは「次回作でジョージ、そしてダグと一緒に仕事ができること、またジョージが創り上げる、時代を超えた壮大な世界に参加できることにとても興奮しています。世界で有数の偉大なストーリーテラーによるこの独創的な映画は、観客にとって本当に特別なものになるでしょう」とコメントしている。
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ミラーはインタビューで、主演のエルバとスウィントンの配役に至った経緯を「二人には別々のイベントでお会いしたのですが、話をした途端、突然その役にピッタリとはまった感じがしたのです。私は、彼らがこの映画に興味を持ってくれて、とても良い反応してくれたことが本当に嬉しかった。彼らが今までとは全く違う、新しいことをやってくれることを望んでいます。映画の内容については、謎を残しておきたいので、今はまだこれ以上言わないようにしましょう。」と明かす。
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本作について多くを語らないミラー。だが、過去のインタビューで次のように語っている。「一つ言えることは、これは『マッドマックス 怒りのデス・ロード』のような映画ではないということです。新作は非常に強いビジュアルを持った映画ですが、『マッドマックス 怒りのデス・ロード』とはほぼ正反対です。ほとんどが内面についてで、また多くの会話があります。アクションシーンもありますが、それは偶然起きることで、アンチ・マッドマックスと言ってもいいかもしれません。」
ジョージ・ミラーとダグ・ミッチェルの最強タッグが手がける本作。続報に期待しよう!