海外ドラマ『ウォーキング・デッド』(2010年~)でグレン役を務めるスティーヴン・ユァンが、米アマゾン・スタジオとファーストルック(優先交渉権)契約を締結したと、米Deadlineが報じた。
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ユァンは『ウォーキング・デッド』のグレン役で一躍大ブレイクし、シーズン1からシーズン7まで出演し、人気を博した。ポン・ジュノ監督『オクジャ/okja』(2017年)といった話題作に出演し、『トロールハンターズ』(2016年)や『ザ・スター はじめてのクリスマス』(2017年)で声優をつとめるなど、幅広く活躍中。最近では、イ・チャンドン監督の映画『バーニング 劇場版』(2018年)に出演し、第71回カンヌ映画祭で絶賛された。
今回の契約で、ユァンは米アマゾン・スタジオと協力し、世界の200以上の国と地域でサービスを展開している、Amazonプライム・ビデオで独占配信されるテレビシリーズの製作を行うことになる。また、今回の契約はユァンの製作業務のみに限ったものだが、彼自身が作品に出演する可能性もあるとされている。
ユァンは「このような時代により多くの物語をつくる機会を与えられたことは、とても幸運であり、特別なことだと感じています。アマゾン・スタジオの才能豊かな仲間に囲まれて作品を作ることは恐れ多いのですが、一緒に物語を作っていくことを楽しみにしています。」と語った。
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新作は気鋭の制作会社A24『ミナリ(原題)』
ユァンの最新出演作品としては、自身が製作をつとめたリー・アイザック・チョン監督『ミナリ(原題)』が2020年のサンダンス映画祭で披露され、グランプリと観客賞をダブル受賞し話題を呼んでいる。この作品は1980年代にアーカンソー州に移住して農場を始める韓国人家族の姿を描いている。映画を制作したのは新鋭の映画会社A24と、ブラッド・ピットが率いる製作会社Plan Bだ。A24は同映画祭で注目を浴びた『フェアウェル』(2020年公開予定)も製作している。
プロデューサー、俳優、声優として活躍の場を広げているユァンにこれからも要注目だ!