新型コロナウイルス感染拡大によって大きな打撃を受けている小規模映画館(ミニシアター)を救うべく、『#SaveTheCinema 「ミニシアターを救え!」プロジェクト』が2020年4月6日発足した。
私たちは所属や分野を超えて、ミニシアターを救うためにできることをひとつずつ形にしてゆきたいと考えています。第一弾として、政府に対し適切な支援を要請するため、署名を集めています。全国のミニシアターを救うため、是非ご協力をお願いいたします#SaveTheCinemahttps://t.co/EgKJa8YXmH
— SAVE the CINEMA (@save_the_cinema) April 6, 2020
「現在、新型コロナウイルスによる影響は、芸術文化の一翼を担う映画の企画、制作、配給、上映などに関わるすべての映画人にも甚大な被害を与えています。とりわけ、映画文化の多様性を担うインディペンデントの小規模映画館(ミニシアター)は存続の危機を迎えており、私たちは大きな危機感を抱いています。」とし、日本政府に対して、映画館の集客減少による損失の補填を求める旨の要望書が作成された。
プロジェクト主催者は今後について「署名集め、政府への要望書提出、クラウドファンディングなどを活用した具体的な施策を断続的に実施していく予定です。またすでにスタート準備に入っている『ミニシアター・エイド基金』とも連携し、この困難な状況を打開すべく総力をあげて活動してまいります」とのことだ。
『寝ても覚めても』(2018年)の濱口竜介監督、『淵に立つ』(2016年)の深田晃司監督が発起人となったミニシアター・エイド基金は、現在クラウドファンディングサイトの準備中としている。順次SNSで公開される予定。
《緊急》ミニシアター支援のためのクラウドファンディングを準備してます。自粛要請が続く中、映画業界、特に小規模映画館の経営は危機に瀕しています。映画の多様性を守るためにも数日中にCFサイトを立ち上げます。発起人(深田晃司・濱口竜介)のステートメントを添付します。 #ミニシアターエイド pic.twitter.com/KJrdOk5wFH
— Mini-Theater AID (@MiniTheaterAID) April 5, 2020